とりあえず6作品だけー。リボーンが面白かったです。
●大泥棒ポルタ

 「作戦会議開始」と、「時としてひとかけらのアイデアは千発もの銃弾を凌駕する!」って毎回やるんだ。主人公の特性(アイデアで勝負する主人公)を表明するかのような決め台詞が毎回入るというのは燃えます。この決め台詞が毎回出てくるのからも示唆される通り、能力バトルものに移行するんじゃなくて、あくまで主人公らがアイデアで勝負するミッションものでいってくれるみたいで嬉しいです(HUNTER×HUNTERも念が出てきたの途中からだから油断はできませんが)。なんか、バトルものが多いジャンプなんでこういう路線は気分が変わって読んでてスゴく楽しいですよ。『べしゃり暮らし』と合わせて今回の新連載2本は両方バトルものじゃない面白さで好き(森田先生もろくでなしブルースみたいなバトルあり漫画もかけたハズなのに、あえて「笑い」がキーなんていう変化球できたのも好感)。ポルタは後はキャラ人気出るくらいの魅力的なキャラクターが出てきて、ポルタらとの楽しい絡みなんかが入ってくれば受け入れられるんじゃないかなぁ。僕的にもそういう展開を希望。

●テニスの王子様

 雷の描写が入った所は、一瞬樺地に落ちて、雷パワーを樺地が吸収したのかと思いました。ラケットを持ってる手が常にスパークしてるという、激しくエネルギーに満ちた百錬自得の極みバトルだったのでうっかり誤読。

 実はこのバトルはかなり好きでした。樺地が百錬自得の極みまでコピーして次回に続くとなった時は色んな意味で次回がワクワクで気になりました。オチは天候によるアクシデントオチという、この微妙にスカっとしないオチがむしろテニスの王子様では新鮮というのがイカしてます。コピー不能な新たなる手塚の必殺技でも出るのかと思ってましたよ。

●家庭教師ヒットマンREBORN!

 面白い!第01話から出てて、一応作品のメインギミックのハズだった「死ぬ気弾」を、使えるのは一発のみという状況でどこで使うかというハラハラ状況。しかも真・骸の口からツナの謎伏線が。

 「神の采配とうたわれ、人を見抜く力に優れているボンゴレ9代目が後継者に選んだのは、僕の予想をはるかに超えて、弱く小さな男だった…何なんだろうね彼は」(骸)

 ボンゴレ9代目が見抜くほどの何かツナなりの力がツナには隠されているということですよ。ダメツナというニックネームに象徴されるように、周囲からもダメ人間と呼ばれてたがゆえに、セルフイメージが低かった少年が、何かしら自分の中の力を発見するというシチェーションは燃えシチェーションです。これ、だから風太が近くにいるんじゃないの?風太のランキングで、なんらかのランキングにツナは1位で記されているという展開を予想。誰にでも良いところ、その人なりの得意な能力があると、世間でも言われているイイ意味での人それぞれ価値観にもマッチしますし。ゆえに、死ぬ気弾は偽・骸で使用、真・骸はツナの独自の力で撃破展開を希望。だったら熱いと思うんだけどなぁ。

●魔人探偵脳噛ネウロ

 ネウロ定番の小物犯罪者が松井ビジュアル化する回。犯人と暴かれてからの、松井ビジュアルでの変身っぷりが心地よいです。ギャグと取るなら取ってくれい!くらいのエンターテイメント精神を感じます。

 真相が暴かれてから犯人が変身してバトル編に突入というのもお約束になってきました。ドーピングコンソメスープ以来、小物は悪意のビジュアル化&バトル編の敵の如く襲ってくるというパターンが確立。推理モノの雰囲気とバトルモノの雰囲気と一粒で二度美味しいといえば美味しい。

 そういう小物がいる一方で、アヤとかサイとかの大物は、真相が暴かれてからの反応もまた違っているというのが大物感を際だたせます。大物の方はむしろネウロや弥子に敬意を示す感じ。小物はネウロと一緒に見下す感じで、大物は敬意のやりとりを共有する感じで、そういう楽しみ方が一つの楽しみ方かなぁ。

●タカヤ−閃武学園激闘伝−

 渚ちゃん登場見開きかよ!真極・螺煌旋炸裂シーンと同じ扱いです。破壊力のベクトルが違いますが。
 渚ちゃんはワリと完璧超人の学園内でもアイドルキャラということが判明。そんなアイドルが僕のことを好きなんて…というホクホク感でせめる模様です。逆にライバルキャラがアイドルで、だけど僕は完璧でもなんでもない身近な幼なじみが好き……みたいなホクホクでせめる場合もあると思うんですがタカヤは前者の模様。
 このままユートピア漫画でいって欲しいかな。女の子はみな主人公に好意を持っていて、主人公は頑張り屋で、闘った相手とは友情を深めて、でもって時々出てくるイヤな悪キャラに対しては皆が仲間パワーで対抗という。ディープな軋轢とかすれ違い話で見せるよりもそっちの方がいい。なんて心配するまでもなくタカヤは最初からべりーライト路線ですが。

●みえるひと

 うう、残念ながら掲載位置からして生き残れないっぽい。この掲載位置にして過去編というのがまた打ち切られそうな感じに拍車をかけます。過去編、姫乃が出てこられないのがイタイです。
 好きだったんだけど、主に姫乃の魅力と、姫乃に関わる霊との関係を描く話が好きだったゆえんでした。なので、最近のバトル要素を押し出すようになってからの展開は僕的にもいまいちノれませんでした。姫乃の入学話が一番ピークで面白かったんで、明神の謎を掘り下げるよりは先に姫乃の謎の方を掘り下げて、視点キャラの姫乃の重要度をもっと上げてくれてればまた面白かったんじゃないかなーなどと思うんですが。本物の明神が激しくオッサンでビジュアル人気取る気がさらさらない辺りは面白かったです。


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