普段本心を見せない仮面スマイルのファイが一瞬素の表情。これ、原作ではまだ詳しく描写されてないけど、アニメ版の今回を見るに、二人の間には恋愛感情またはそれに準ずる感情があったのかも。
「さよなら?」(ちぃ)
「別れのあいさつなんだ。『また会おう』って意味なんだ」(ファイ)
が切ない。嘘つきファイ。もう戻ることはたぶん無いと分かっていながら、ちぃの気持ちを汲んで「また会おう」の意味だと告げる場面。こういうファイの思いやりに根ざして本心と表面の言葉を使い分ける所は好きです。ピッフル国篇の最後の黒鋼と知世の別れのシーンなんかもですが、『ツバサ』の違う世界へ移る際の別れ際のシーンは毎回切な温かくて好きです。
◇
今回はちぃの気持ちと、なによりファイの気持ちを汲んで影ながらバトル面で二人のデートを援護する小狼と黒さまの絵も良かった。相変わらず、微妙な距離感を保ちながらもしっかりと絆はある仲間達です。
◇
ただ引き続きサクラが第2シリーズでは出番が押さえられ気味なのがちょっと残念。今回も記憶を無くしたちぃという設定は記憶が飛び散った所から物語が始まったサクラと重なるはずなのに、そのことに関する台詞、イベント、一切無し。第2シリーズはサクラ抑え目でいく方針なのかなぁ。第1シリーズは数話に一回はサクラのモノローグで番組が始まるほどにサクラが強調されてる作りだったのに。あと、サクラがコスプレしないのも寂しい(笑)。桜都国篇でのメイドサクラばりの熱いやつを今後一つ頼みたいです。
◇次回第07話サブタイは「阿修羅のイワレ」
ここで「紗羅の国」篇&「修羅の国」篇きたー。原作通りだったらかなり長いです。行き着く所で描かれるテーマは第1シリーズ第11話、第2シリーズ第04話あたりと同じですが、全編にかかってくる縦軸の「願い」のテーマも色濃く入ってきて面白い話なのでとりあえず映像版が楽しみです。
→DVD
ツバサ・クロニクルDVDシリーズ
→サントラ3
ツバサ・クロニクル オリジナルサウンドトラック Future SoundscapeIII 限定盤
ツバサ・クロニクル オリジナルサウンドトラック Future SoundscapeIII
→第2シリーズOP&ED
キンヤ『IT’S』
坂本真綾『風待ちジェット』
現在の人気blogランキングをCHECK!
→前回の感想へ/次回の感想へ
→『ツバサ・クロニクル』感想のインデックスへ