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 「例えあの日より前の記憶がなくても俺は確かに小狼なんだから」(小狼)

 やっぱり最初は記憶の羽が飛び散ったサクラを小狼が助ける形だったんだけど、最後は逆に幼少の頃の記憶がなくてアイデンティティロストしそうになる小狼をサクラが助ける形になる話のような気がするなー。
 ただ冒頭のアイデンティティロストしてる小狼の過去の夢のシーンで、原作では絡んでたお父さん(藤隆さん)の部分をまったく無くしてしまったのが残念。えー、「修羅ノ国」篇のクライマックスでお父さんの言葉を引用するんだからここは入れておかなきゃダメじゃん?

 ◇

 酒宴のシーンは相変わらず全カット。小狼とサクラ側はしょうがないとしても、黒鋼&ファイ側は入れても良かったんじゃなかろうか。二人とも大人だし。酒宴を絡めないとファイが仮面演技してる部分が今ひとつ掘り下げられない気が。

 ◇

 鈴蘭と蒼石さまの逢い引きはアニメオリジナル。これは、エンディングが分かりやすくなって良かったかも。神様のイワレで結ばれない二人が……という所から始まって、だったら神様の方が?と大きい話になっていくのがこの「紗羅ノ国」篇&「修羅ノ国」篇の面白さだと思うので。

 ◇

 全体的に像を前にテンションが上がる小狼とか、女装小狼とか、やる気なサクラとか、コメディ部分の楽しい雰囲気はアニメ版でも再現されてて満足。先週から願ってたサクラの衣装チェンジは嬉しい所なのでした。  

◇次回第08話サブタイは「終わりなきイクサ」

 1話で「紗羅ノ国」から「修羅ノ国」へ舞台が移動。早いなぁ。「ピッフル国」篇とまでいかなくてもこっちもアニメ版は早期決着するのかも。駆け抜ける中でも阿修羅と夜叉の関係と、小狼の成長はじっくりと掘り下げて描いて欲しい所。

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