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 「望みのないものなどいない。もし『自分には何の望みもない』という者がいたら、それは己の心の奥を知らぬだけだ」(阿修羅王)

 このCLAMPイズムに共感。
 そのために軋轢が起こり、争いが起こり、悲しみが生まれるとしても、重ければ重いほど重い対価を払わなければならないとしても、どうしても叶えたい願いがある。CLAMP作品の底に流れる「願い」のテーマです。

 小狼の願い、黒鋼の願い、ファイの願い、それぞれの願いを叶えるための方法論が一致して共同体になった『ツバサ』の仲間達。あるいは小狼の願いと対立する星史郎さんの願い。作中の敵方に位置する飛王・リードでさえ、独自の強い願いゆえに行動してることがほのめかされています。

 そんな流れで、この「修羅の国」篇では、今話ではまだ明かされずだった阿修羅王の願いは一体何なのかというのが一つの焦点になります。「紗羅ノ国」と「修羅ノ国」とをリンクさせながら描かれる、ツバサ初の二世界に渡る物語。クライマックスで明かされる阿修羅王の願いと、その結末、二つの世界がいかようにリンクしていたのかが明かされるフィナーレは結構圧巻ですので楽しみにしてるのが良いかと思います。

 第2シリーズ/第04話「哀しいキセキ」をこのエピソードよりも先に放映したのは、テーマをより分かりやすく視聴者に伝える点では良かったかもだ。

◇今週のピコポイント

・阿修羅王ステキ

 紅い月をバックに初登場するシーンと、サクラの演奏で舞うシーンは原作でも見開きで描かれた絵の魅力で魅せたシーン。色つき美麗静止画が大変美しゅうございました。

・眠るサクラ

 相変わらずお酒のシーンは御法度。原作ではサクラは酒宴が原因で寝てるんですが、「最近羽が手に入らなかったから」ともっともらしい流れに変更。そ、その理由付けのために羽が手に入らないオリジナル3編を連続でやったわけではないと信じたいですが。

・小狼VS黒鋼

 これはあれです。少年漫画でよくある、仲間同士で戦ったらどっちが強いんだ!?みたいな少年読者の素朴なニーズを満たすための、『ONE PIECE』なんかにもあったルフィVSゾロみたいなパートです。映像化されてみると、空中で動き回るのがデフォになってて、ツバサのバトルも純粋な剣劇っていうより、『ドラゴンボール』的なスーパーバトルになってきた感がバリバリでしたが。特に黒さまの最後の技がスーパー過ぎるよ(笑)。

◇次回第09話サブタイは「ふたつのキオク」

 サブタイになってる「ふたつのキオク」に関するお話は原作でも好きな部分。あとは来週は小狼・サクラカップルが好きな人は絶対観ないとね(^_^;。こそばゆいっていうか、ラヴいっていうか、うん、たぶん、いいよ。

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