ブログネタ
ツバサクロニクル に参加中!
 「私、誰かにすごく大切なことを言おうとしていた」(サクラ)

 飛王の側にいる小狼が始動しはじめて、無意識化で戦ってしまう小狼。眼帯をしてる方の小狼の“エ”としてここからアイデンティティロストに陥り始める小狼だからこそ、唯一小狼のアイデンティティを保証してくれるはずのサクラの記憶に小狼が戻らないのが非常に切ない。
 それでも、クロウ国で過ごした頃のサクラと小狼の関係性は戻らなくても、その後の旅の過程で培った新たなサクラと小狼の関係性によって小狼は定義されて救われる展開だと信じてるんだけどどうか。

◇黒鋼の仇伏線について

 前回でカットされたのかと思ってたんですが、アニメ版では第1シリーズ最終話の国にて、黒鋼の母上の仇かつ、クロウ国を襲った紋章の集団に黒鋼は遭遇してるので、それを込みで明かされるという、アニメ版独特の展開でした。でも、このタイミングで小狼と黒鋼がお互いの敵を共有したために、より穴の中に飛び込んで行くときに、「行くぞ……」と言葉少なめに小狼に加勢しようとする黒鋼がカッコ良かったです。この仲間内の微妙な距離感がツバサはいいんだよなー。

◇そして初めて魔法を使うファイ

 「小狼くんと黒さまもイイ感じだし」という台詞を一つ入れることで、どちらかというと小狼と黒鋼に触発されて使用した感じに。今ひとつ原作ほど状況的に絶体絶命感が感じられなかったのと、やっぱりピッフル国でのファイの「エ……」のシーンがカットされてしまってる点から、ここは原作の方が盛り上がったかなぁ。死にたがりだったファイなのに仲間の存在が大きくなってきてしまって、もう自分を誤魔化せないって感じの静かな決意で使用する感じが好きだったんですが。ただ原作コミックス感想の時も書いたけど、口笛が長期に渡る伏線だったのは見事の一言。

◇次回第17話サブタイは「五つ目のチカイ」

 「ここは……まだ、レコルト国!」ということで、アニメオリジナル話(原作では東京編に続きます)。しかも、オリジナルの黒さま過去編第2弾の模様。公式サイトの放映予定みるとしばらくオリジナル話が続くみたいだし、やっぱりアニメ版第2シリーズでは東京編には入らない感じかなぁ。オリジナル話は素で初体験の楽しさがあるんで歓迎ですが。

→DVD


ツバサ・クロニクルDVDシリーズ

→サントラ3

ツバサ・クロニクル オリジナルサウンドトラック Future SoundscapeIII 限定盤
ツバサ・クロニクル オリジナルサウンドトラック Future SoundscapeIII

→第2シリーズOP&ED

キンヤ『IT’S』
坂本真綾『風待ちジェット』

→総合1位を目指して攻防中。1票の応援ヨロシクお願いします。


前回の感想へ次回の感想へ
『ツバサ・クロニクル』感想のインデックスへ
原作コミック最新15巻の感想へ