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 「俺、働きます。この国で仕事を見つけて、働いてお金を作ります!」(小狼)

 息抜きのオリジナル短編としては最高に良かった。就職難の世界での求職、お仕事、だけど働くことって大事だよね、という、就職活動中の学生さんは皆この話を見ればいいよというお話。
 ◇

 サクラの羽が今回はお店で売っていたので、何とか一向でお金を稼ごうというお話なんですが……、

 「仕事が少なくて、みんな働きたくても働けずに、困ってるのよ」(情報屋)

 「最近はとても不景気で仕事がほとんどないんですが」(お仕事センターの人)

 あたりは、リアルにしんみりするシチェーションです。そして、ノープランの就活学生の多くがそうするように、「あたって砕けろ!」とお仕事紹介センターに乗り込んで、見事にあたって砕ける、小狼、ファイ、黒鋼の3人。今回は3バカのテイストです。リアルに切ない。世の中、働きたくても働けない人の如何に多きことか。

 一方で、接客業の経験アリ、レースで優勝経験アリ……という、3バカよりもイイようなそうでもないような履歴書で見事に職をゲットしていくサクラ。なんとここでコスプレ三段変化を披露。桜都国のカフェ以来、DVD6巻のジャケットにまでなった伝説のメイドサクラ再び。メイドっていうか接客業だからウェイトレスさんなんだけど、もうサクラと言えばメイド。他、作業服サクラなど、あんまりニーズが無さそうな辺りも押さえてる見事なコスプレ三段変化でした。

 ただ、雇い側の事情や、自分のミスで、職を転々としなけりゃならない悲哀は、現代のフリータースピリットにマッチしていて無駄に切ない。本当、今回のエピソード無駄に切ないよ。結局はサクラが最後に辿り着いたバーでの給仕係の仕事をやってる所で、偶然三バカも一番ストレートな特技を生かして用心棒として働けていたというオチなんですが、働くのって大変だよなぁという、身に積まされるお話でした……、などと書きつつ、実はここで大変だよねーと終わると見せかけておいて、ラストのラストに羽を売って貰うシーンにての織葉さんの、

 「でも、楽しかったでしょう?」

 の台詞が炸裂。大変なだけじゃなく、そもそも、仕事とは楽しみながらやるものなんだという、壮大な前フリを前向きなメッセージに裏返す見事なお仕事教訓話でした。戻ったサクラの羽に詰まってた記憶は、幼き日にサクラが城下町の果物屋さんを手伝いした記憶。そうだね、今では仕事がつらいつらいとか言って過ごしてる大人も、幼い時は仕事することに憧れてごっこ遊びなんかしてたんだよね、仕事を楽しいイメージで捉えてたんだよね……という、なんかだよなー大変だよなーというだけじゃなくて、温かい童心の初心に回帰して結ばれたお話。コスプレエンタメにコメディ調、教訓話に最後はちょぴりイイお話と、実にイイ話だったんですが、異世界冒険ファンタジーの『ツバサ』でやらんでもという実世界の現実に即した示唆に満ちた話でした。だが、それがイイ!

◇次回第22話サブタイは「羽王カオス」

 羽王の「羽」はサクラの羽を連想させられるし、予告に飛王と星火が印象的に登場してたんで、いよいよ第2シリーズのまとめ的ファイナルエピソードに入っていくんでしょうか。そんな期待とは裏腹に、予告のモコナの台詞は、「次回は瞬間コスプレにドッキドッキ♪」。またコスプレかよ!今週沢山やってたじゃん!

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