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●BLUE DRAGON ラルΩグラド
面白いけど、子ども読者にウケるかは未知数な感じ。
『DEATH NOTE』が始まった時は、「良質なノベライズを読んだような感じ」という感想を書いたんですが、今回も、初回を見た限りでは少年漫画というよりは、ハヤカワ文庫で刊行されてるようなガチのファンタジー路線じゃね?という感想を抱きました。『DEATH NOTE』は創元推理文庫みたいな雰囲気こそは最初の方だけで、気が付けばジャンプ的バトルエンターテイメント@頭脳戦版になってた訳ですが、その舵取りは正解だったと思っております。だからこの作品も、ファンタジーはファンタジーでもハヤカワ文庫路線のままでいくのか、正統派ファンタジーに偽装した少年漫画として舵を切っていくのかでヒット作になるかどうかは大きく変わりそう。
ブルードラゴン@グラドの造形がまた芸術ベクトルじゃないですか。これもまた、ジャンプ漫画としては手放しで称賛できない部分も。ロボ一つとっても『F.S.S』的な芸術ベクトルのものから、『ガンダムSEED』的な子ども心を掴む用のけれんを宿した造形のものと世にはあっていいと思うのですが、基本的に子どもに広く受けやすいのは『ガンダムSEED』のフリーダムガンダムの方だと思います。だから、普通ジャンプで選ぶんだったら芸術を追究しない子ども心に響く造形のドラゴンのはずなんですが、これは、めっちゃ、小畑先生の神の画力で芸術ベクトルのドラゴンなわけじゃないですか。この辺りもどう出るか。
個人的には、初回の雰囲気の作品だったらハヤカワ文庫のファンタジーを読んだ方が満たされるなぁという気持ちなんで、ジャンプ的はったりエンターテイメントの味付けがなされていくのを希望。ラルが必殺技名を叫んで大ゴマで敵撃破くらいのノリになってもOKだよ。そうして、「DEATH NOTEよりもすごいミステリは沢山ある」的な無益な批判をよそに少年漫画の枠組みで大ヒットした『DEATH NOTE』のように、「ブルードラゴンよりもすごいファンタジーは沢山ある」的な無益な批判をよそに、少年に送るエンターテイメント作品としてランキングの上位常連になるような作品になって欲しいですよ。
初回からワシワシと生乳を揉んでる辺りで、「To LOVE る−とらぶる−」の上を行く作品にもなって欲しいですよ。
●「ONE PIECE」第436話“Pants from Franky house”
・「パンツ取ったー!!!」のコマに妙な中毒性があります。その他のパンツ漫画とコラボしつつ、ネット界に一陣の風を吹かせそうな可能性を感じさせる力強い一コマです。
・本編は「フランキーのパンツを麦わらさんの元へ!」という、「勇者を大魔王の元へ!」的な僕らの希望を皆の力で先に進ませる話。皆の希望がパンツというのが面白い所です。
・フランキーがパンツ取られてからのナミとロビンの描写が無いんですが、その辺りどうなんでしょうか。わいせつ物チン列を目撃してのリアクションとか無いんでしょうか。
・ソルジャードックシステムはロボ化と予想。というか、ロボであって欲しい。
・ウソップがメリー号関連の気持ちに区切りをつけつつ、再加入or離脱orこっそり付いてくるというイベントが予想されます。狙撃の腕を存分にふるえそうな船なので、再加入が本命かなぁ。
●魔人探偵脳噛ネウロ
ムーさんのこの記事参照ということで。なるほどー。本格ミステリ的なガチのロジック押しではないけれど、ちゃんと前々話で解ける人には解けるように情報は提示し切っていたということでフェアな謎解き形式だったのですね。アカネちゃんから送られてきた「/」と「21文字」が最大のヒントだったなぁ。「刹那」だけだと、「setsuna」or「setuna」?って感じで、ヘボン?訓令?そもそも大文字?小文字?的な要素が入って絞れないんだけど、アカネちゃん情報で数字で表現される一択に絞れるという。素直に感動した。VSハルエピソード終盤は松井先生がデビュー当時に語っておられた「ミステリに偽装した娯楽エンターテイメント作品」として絶賛いたします。
●D.Gray-man
団体戦面白い!クロウリーが誘導して、アレンが捕まえる!みたいなこういう仲間同士の連携で進むバトルが見たかったんですよ。ジャンプでは『ダイの大冒険以来』じゃない?(いくらなんでも古すぎですか)。作品のカラーと言えばそれまでだけど、「BLEACH」も1VS1の多面展開だけじゃなくて、こういう仲間同士が補い合う集団戦をもっと描いてくれたらと思うんだけどなぁ。
●こち亀
本田のバイクが萌えバイクになってる一コマがむごいと思いました。キャラ萌えも、ここまで行くと僕は引いちゃう人。
雛野さん再登場は地味に嬉しかった。このまま準レギュラーになってくれないかのう。あとは前にも書いたけど、雛野さんメインのアキバエピソードを一本希望。
不動産資産運営にもアンテナ張ってる身としては面白い内容でした。不動産は、それらが織りなす「町」という形あるものを感じながらビジネスできるのがいいよねー。
●メゾン・ド・ペンギン
法廷画家・エンジェル岡本(P・N)に一票。萌え絵とか、オチ付とか、面白かった。なんか、メゾン・ド・ペンギンで面白かったって書くと、いつも僕だけ?という不安に駆られるんですが。
バカップル。無意味に思えた、たもっちゃんが愛を持ってハチにさされるエピソードが、ここに繋がって「愛の勝利」を演出するとは思わなんだ。何この伏線上手。バカだったけど、仕込み方に唸らされたよ!
●テニスの王子様
また入れ替わりきました。紳士の人が入れ替わってたお話以来です。てんどんです。メゾン・ド・ペンギンを見習っててんどんってみました。
●P2!-let's Play Pingpong!-(ピーツーレッツプレイピンポン)
キャプテン→卓球は気合い
川末→卓球は技術
遊部→卓球は感性(センス)
敵キャプテン→卓球は戦術
と来て、じゃあヒロムにとっては?という問いかけに自動的になってるのは上手いです。ヒロムに取っては「楽しさ」だと思うなぁ。タイトルに入ってる「Play」、「ゲーム(スポーツ)をする」というストレートな意味だけじゃなく、「楽しんで遊ぶ」という意味もかかってるのがこの作品だと思ってるので。
●HAND'S-ハンズ-
打ち切り最終回でした。しかも久々のいわゆる「10週打ち切り」。これも先週の「オーバータイム」同様、これといってつまらなくもないんだけど印象に残らないという作品でした。これも感想は初回だけだったかなぁ。ヤクザとバトルとか、世界観は荒唐無稽なのに、ハンドボールの描写自体は現実ベクトルというギャップもちょっと慣れない要因だったかもしれません。もう一本切られるとは予想してなかったので、とりあえず「P2!」が生き残って良かったというのが正直な気持ちです。次回作に期待しております。
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