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 「ツバサ」マガジン雑誌本編のタイムリーネタバレ感想です。
 今回は未だ謎多き彼にスポット。
 ◇

 というわけで、他の三人に比べて、一応新キャラゆえにバックボーンなり、考えてることなりが未だ読者にはあんまり伝わってない、真・小狼視点から描かれた、真・小狼の掘り下げ回でした。

 クロウが、餌の小狼を通して真小狼に語りかける、

 「その『目』に映るのに届かない」

 の部分は、当時のサクラは真・小狼の存在を知るよしもなく、一方で現在のサクラは餌の小狼の方の記憶が無く、さらに現在のサクラは真・小狼には普通に接するわけにはいかないと、多重の意味でサクラが二人の小狼をロストしてるのが異様に切ない場面でした。

 真・小狼の側からも異様に切ない。そんな幼少の頃から、『目』を通して、サクラ(さくら)のことが見えてだけはいたんだよ。そして、今こうしてようやく手に触れられるような環境になったんだけど、餌の小狼を尊重する心があるから、堂々と抱きしめてやることもできない。一体どれだけの気持ちで、第16巻で、

 「あのさくらを一番大事だと思ったのは『おれの心』じゃない!おまえだろう!!」

 と叫んだのかって話ですよ。

 真・小狼の「取り戻したいもの(もうできないかもしれないとも言っている)」が何なのかはまだ不明なんですが、一方で、今のサクラを守るということに関しては、当時の餌の小狼並に本気だというのが段々と明かされてきました。で、その貫徹せんとする意志が、「血筋」だとクロウから語られるんですね。真・小狼の親(あるいは祖先?)もこれからキーパーソンになってくる伏線張りの第一段階だと思うんですが、これがどうなっていくのかは今の所まったくの不明。どっちにしろ餌の小狼と真・小狼と、両方がサクラと結ばれるワケにはいかないのが切ない所。やっぱり!って感じで、真・小狼の方にも真・さくらが出てくればとは思うんですけどねぇ。

 ◇

 一方で、ファイは絶賛歪み中。サクラを「唯一の姫君」と定めたのは、一見ポジティブなシーンだったような気もするんだけど、なんか、今話なんかで「(サクラに)触れさせない」と語るファイの絵は、負のオーラ全開なんですよね。「死にたがり」だったのに「生かされて」しまったことで生まれた微細な負の感情を、それでも「生きていてくれて良かった」と存在肯定してくれたサクラを過度に守ろうとすることでどことなくマイナスのサイクルに転化してるような印象。ちょっとマイナス印象のサクラ原理主義って感じ。黒さまを含め、その他の世界との関わりの中で「生きてる」ってことに価値を見いだせるようになるといいんだけどね。「ピッフル国編」あたりでいい感じに変わってきてたのが描写されたんだけど、東京編の全ての転覆展開を受けて、また色々と課題多きキャラクターになっちゃった感じだなぁ。ファイは。勿論、そのある種の危うさがファイの魅力だったりはするわけですが。

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