今週の「ツバサ」。マガジン雑誌本編のタイムリーネタバレ感想です。大変だ黒鋼。
「欲しいものがあるんです……」(サクラ)
こ、このコマのサクラがちょいダーティーというか、何かしら負のエネルギーの「願い」のようなオーラをむんむんと纏ってますよ。ここまで餌の小狼と真・小狼との折り合いで迷走するサクラを描いてからサクラの願いの存在を明かした以上、「小狼」関係の願いなんだと予想しますがどうでしょうか。何かしらサクラから見て、真・小狼から餌の小狼の面影を消すものとか、そんな感じかなぁ。
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時間軸が分かりづらかったんですが、「東京編」のあと一つの世界(餌の小狼の所業に真・小狼が石を投げられてたカットが入った世界)だけはさんですぐに現在の「インフィニティ」に来たわけじゃなく、既に沢山回ってきての末の現在なんですね。もう、長いことこんな負荷がかかる人間関係続けてきたのか。そろそろ、何かが壊れてもおかしくないような危うさが際だつ設定になってきました。
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というわけで、「インフィニティ」のゲームの勝利で得た賞金を、餌の小狼が壊した世界の復興に回し、その対価として侑子さんに何かしらの「願い」をサクラが叶えて貰うという構図で、「インフィニティ」編後編へ。
「願い」を叶える。言い換えれば目的を達成するために頑張る様は少年漫画では清々しく描かれる部分なんですが、こう、その「願い」がネガティブチックな暗示を先に打たれると、とにかく危うさとハラハラ感が先行します。先に待ってる勝利の清々しさを予見してワクワクするのではなく、先にまってる何らかの崩壊を予見してハラハラと待つ何かしらの危うい娯楽のよう。本当に「東京編」以降で作風ガラっと変えてきたなぁ。
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そして、モコナの、
「黒鋼が起きていてくれたら 安心して 寝られるよ みんな」(モコナ)
の語りですよ。
「東京編」以降の危ういパーティーは黒鋼の存在で何とかもってるなぁなんて感想で書いていましたが、こう作中で明示されるのは危険です。今、このパーティーで黒鋼という柱が折れたら色々なものが崩壊してしまうのですが、だからこそ従来のCLAMP作品的には敢えて折るような気がする。なんか、黒鋼も折れそうな不気味な暗示(と取りました)をほのめかせつつ、アシュラ王の目覚めでファイ的には明らかに崩壊のタイムリミットが迫ってるかのようなことがファイ自身の口から明示されてますしで、いよいよ主要登場人物達をとことん追い込む部分のお話に入ってきた感じですよ。
まあ、そんな風にとことん追い込まれて、それでも、色んなものを失って、色んなものが崩壊しても、それでも願いたい「願い」があるんだ!というのがCLAMP作品の作風というか共通するテーマなので、必然的な展開と言えばそうなんですけどね。
ツバサ 17―RESERVoir CHRoNiCLE (17)
ツバサ―Reservoir chronicle (17)
CLAMPもこなのオキモノキモノ
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