
のどかと夕映の関係の解消案はそれでもいいような気がした(笑)。
美空が何気に重要な役目を司りましたね。
ネギの今の悩みは、お父さんを追うという夢にひたすら走るか、立ち止まって3-Aの皆に目を向けるか……という相克で、前者の気持ちを後押ししているのが、「立ち止まるな前へと進め」という言葉を残した超の存在で、後者の気持ちを後押し……というかネギに喚起させてるのが明日菜なわけですよ。これはずっとネギが抱えてる、「お父さん」VS「3-Aの皆」という相克に根ざしてる悩みです。
で、今回美空が担ったのは、そんなネギを「3-Aの皆」の方に引っ張ってくる役割。自分の好きな子のことでも考えなさい。そういった一見無駄なことが事態を改善させるかもしれないという語りの部分は、美空はテキトーに言ってる感じでしたが、赤松先生的にはたぶんテキトーでもなくて、非日常パート(その先にはネギ的にはお父さんのお話が待ってる)に自らは関わらないと宣言している美空というキャラに、「好きな子のことを考えろ」ともろに3-Aの日常に関する意識をネギに喚起させる言葉を言わせることで、VS超編で大きく非日常パートに傾いた作品の筋を、これからしばらく続く(赤松先生の日記にここからしばらくはクラスメイト編との記述がある)日常編(クラスメイト編)に揺り戻させる役割を兼ねさせたのだと思います。これはしばらくクラスメイト編が楽しめそうですね。そしてそこで培った3-Aメンバーとの関係をたよりに、また新しい非日常がかかわる長編に入っていってくれたらと思います。やはり、「ネギま!」はお父さんを目指すネギの成長劇であると同時、3-Aのメンバーとの人間関係構築劇。
以下は、面白かったコメディ部分のキャラ感想↓
◇のどか
妻妾同衾!
この言葉知らなくて、辞書で調べちゃったよ(←語彙でのどかに負けてる人)。「さいしょうどうきん」と読むのですね。同衾がね、「一つの夜具の中に共に寝ること。特に、男女の関係にいう」ね。イメージカットが、ほのぼの添い寝というより、妙にエロかった。ツンデレに次ぐ、今年の奔流は妻妾同衾です。流行らせるにはモラル的なハードル高め。
◇刹那
女の子同士でキス。妻妾同衾といい、この漫画はどうなっていくのか。しかも刹那のこだわりは古いと一刀両断。時代の最先端を行く新しい価値観は、もはや百合に妻妾同衾です。木乃香姫を守るために便宜的に……とは言えないほど、せっちゃんはマジな感情入っちゃってるからな。女の子同士でキスとか、そういうのを流行らせるには……っていうかもう流行ってる。
◇委員長
妻妾同衾、女の子同士でキス……ときて、さらにショタコンで追い打ちをかけます。この漫画はどうなっていくのか。でも僕の解釈だと、委員長の「→ネギ」感情が、委員長の(弟が生まれてこなかった)過去に根ざしてて一番LOVE感情とはちょっと違う、ピュア度が高い感情な気がする。あとは委員長はそんな過去を汲んでくれてる明日菜との関係ね。委員長は今後ネギのため、明日菜のためにという行動原理で爆発的に活躍する話が必ず描かれるであろうキャラなので今から期待しています。普段、コメディタッチでバカなこういうキャラが本気になる話というのは熱いです。
◇裕奈
妻妾同衾、女の子同士でキス、ショタコンときて、今度はファザコンです。この漫画はどうなっていくのか。お父さんの写真見えそうで見えないー。文化祭編でキャラ的注目度を一レベル上げた感のある裕奈ですが、こちらもタメられてるお父さんとの話(王道でいけば家族愛の話なのかなぁ。ネギのお父さんと対比される形の)が必ず入るであろうキャラなので、楽しみにしています。あとはバストが進展中。この話読んでから、1巻のお風呂で乳比べのシーン(3時間目)見返してみたんだけど、残念、裕奈は出てきてなかった。よく萌え漫画ほどスリーサイズまでキャラに設定してるものだけど、中学生女子が中心だと、そんなスリーサイズも発展途上ゆえに変化、というか進化していくのだということが妙に想起させられてエロかった。もう、裕奈は内面の成長物語と、胸の成長物語がシンクロしていく方向で。
◇
その他、もろもろ、クラスメイト編としていっぱいいっぱいに楽しかったです。今回の感想で妻妾同衾妻妾同衾書きすぎた。検索でこのキーワードで上位に表示されるようになったらどうしよう。このブログには高度なエロの話はありません(注意書き)。
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文言を費やしておられますが、実はあんまりアタマ使わないで書いてますね!?(褒め言葉)
妻妾同衾を知らなかったというのは意外でしたね、貴兄にしては。もう本当に、項目ごとに妻妾同衾妻妾同衾と言いまくって、まるで、覚えたての言葉を使ってみたくてしょうがない子供のようです。だめじゃないですか、こんな公共の場で妻妾同衾なんて(笑)。
話題のドラマ『華麗なる一族』でも妻妾同衾シーンあったけど、それにインスパイアされて描かれたという線は無いかなあ。赤松先生は好んで視聴しててらっしゃるらしいけど。
のどかも(たぶん)夕映も拒否するだろうけど、別に三者互いのことを嫌いなわけじゃないので、表面的な倫理観をクリアーできれば有りうる……というか、有り得てしまうところが恐ろしいマンガです。