本編はまったく雰囲気重視でほわわんと小清水亜美さんボイスに浸るが吉という、本当感覚的アニメで、メイン設定の主人公の携帯に宿るリンの存在が完全にスルーされてるとか、主人公のヒドイ内容のメールに傷ついた(はず)のいちるちゃんの心がリカバーされる過程がドン無視で、次の日にはもう明朗少女に戻ってるのやこれいかに?とか突っ込みだしたらキリがないんですが、まあ、女性関係に低スペックな石田彰さんボイスの主人公に、小清水亜美さんボイスの明朗少女が見られて5分でホワホワできんだからいいじゃん、みたいな感じ。実際、雰囲気として、限りなく恋心に近いけど明示的な恋心未満の幼馴染みとの微妙な関係……という、あまたのギャルゲーで繰り返されてきたテイストを短時間で味わうことだけを主眼とすれば、ホワホワとそんな気分に浸れるアニメなのでした。
真面目には、おそらく本格的に30分アニメを作成して地上波に投下するよりは、このようなオムニバス形式でWEB動画で配信する方がはるかに必要資本が少なくて済むと思われ、そういった低資本でゲーム本体の販促をしつつ、もともとのゲームファンをコアユーザーとしてさらなる囲い込みにかかるという戦略は、今後有効になってくるような気がしました。がっつりと良くできた物語を視聴して感動したいというようなニーズではなく、空いた時間に軽く5分ほど好きな声優さんボイスに萌えたいというニーズを満たす、ファーストフード戦略。
実際、植田佳奈さんファンの自分としては、気軽に5分、植田佳奈さんボイスのキャラにホワホワできる時間を届けてくれるであろう、「着信3 後刀 美弥」は、わりと今から楽しみだったりします。
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そして、石田さんの「あぁ〜もう!」を聞くとどうしても某女難な方を思い出してしまいます(笑
でも試みとして面白いし、実際見ても5分でも結構楽しめたので、良い感じでした。残り4人、どんなのが来るか楽しみです。
ところで植田佳奈さんなら、「なのは」にも2期からメインで出てますよ〜(爆