
すごい展開だ。
「彼女」の正体は、次元移動機能付きの高性能オートマタたる、インフィニティの次元でのチィでした。そして、ファイ曰く、「チィの封印が解けた」でセレス国のカットが入り、侑子さんの三つの世界が交わったという趣旨の語りで終幕。
三つの世界ですが、インフィニティ、サクラが行こうとしていた世界、セレス国……の三つと解釈。セレス国はアシュラ王復活伏線、サクラが先読みした未来がファイの悲劇っぽい伏線絡みだろうし、サクラが渡ろうとしている次元が餌の小狼がいる次元だったとしたら、一気に主要メンバー揃い踏みという、超必殺技展開です。これは凄い、星史郎さんの物語とかの細かい伏線を抜きにしたら、最終章に入ってまとめに入ってるのではとすら思えます。
そんな感じで、サクラが真・小狼に「ありがとう」を伝え、それに続く(おそらくは)「さようなら」を伝えようとした所で、はしりと真・小狼がサクラの手を掴んで、そこにかけられる黒鋼の、
「姫を離すなよ!」
のシャウト。やはり、孤独に自己犠牲的に願いに邁進するサクラを、ここは仲間パワーが制御。東京編で一度崩壊した仲間達の危うい関係性が描かれてきたインフィニティ編ですが、ここは、そんな危うい関係の中でも残ってる侑子さん曰くの「縁」パワーに回帰。しかしながら、アシュラ王が来ても、餌の小狼が来ても、過去最高レベルの難関イベントということで、真・小狼は手負いで、孤高なサクラの心は離れ気味、黒鋼とファイの関係も微妙……というこの総力パワーが落ちてる状態でそんな強敵に立ち向かえるのか!?という最高のハラハラ感のままクライマックス突入。やべー、いくら黒さまが無傷で残ってるとはいえ、これはピンチだ。
◇
タメにタメてた「彼女」の正体を明かす形で、天空からこの次元のチィが降臨してくる絵はカッコいいですね。こういうハっとするカットがあるから、やはりCLAMP絵は好き。
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