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らき☆すた 1 限定版  「いや、五月病がひどくてものすごくダルいんです」(泉こなた)

 パロディ、メタネタの嵐の遊び心満載で楽しめました。まさにセグメンテーションをオタク視聴者に絞った作品だと思うんですが、そんなオタク達の間を去年席巻したアニメに『涼宮ハルヒの憂鬱』があるわけで。そんな『ハルヒ』を……
 ……徹底的に使い倒してます。

 オタク視聴者層≒ハルヒ好き層≒ハルヒネタが有効層……

 という発想におそらくは基づいた、徹底的なターゲティング戦略。僕が第02話でパっと気付いただけでも、

●制作元はご存じ『ハルヒ』の制作元の京都アニメーション
●『ハルヒ』スタッフ再集結という対外的ふれこみ
●ダンスオープニングが『ハルヒ』のハレ晴レユカイダンスエンディングを彷彿とさせる
●他にも、オープニングのタイトルロゴへの入り方とか、宇宙の絵の部分とか、『ハルヒ』のオープニングを彷彿とさせる箇所がある
●主人公、泉こなたの声優さんが、涼宮ハルヒ役の平野綾さん
●今話作中の太鼓叩きゲーム(ゲームにうといんで正式名称分からず)のシーンで、『ハルヒ』のエンディング、『ハレ晴レユカイ』が流れてる
公式サイトが『ハルヒ』の時と同じく作中から出てきた感じになっているのをはじめ、作品のラジオが作中作として出てきたり、何かと作中と現実の境界をゆるめるようなメタ演出が色々な場所でなされている。

 ……と沢山あげられます(きっともっとある)。

 その他、ハルヒ以外のネタ、パロディもきっとすごい沢山入ってます。パロ部分に関しての僕的最初の印象は、『太臓もて王サーガ』を、より萌えよりにして洗練させた感じ。メインキャラクター達が記号的な要素が強い美少女女子高生になっているので、変に汚らしさがなく、『あずまんが大王』系列のゆるい気持ちで見れる作品になってるのがさらにプラス要素として働いてまいます(なんというか、お腹からの爆笑を狙ってるんじゃなくて、全体的にゆるくクスリと来る感じというか。『太臓』とかは結構一撃必殺で爆笑を狙いに言ってると思うんだけど、そういうのではない)。そして、そんな現実のパロで売ってるのに記号で覆って洗練化してる作風を、作中に出てくるメタパートのラジオ番組「らっきー☆ちゃんねる」で、表の萌え顔と舞台裏でのやさぐれ感を出してる小神あきらを通してそれ自体をネタにしてるのも凄まじいです。もう、メタで、ネタで、どこまでが本気なのか分からない。そして、そんな作品をおそらくは超本気で作ってるという京都アニメーション陣は相変わらず熱いです。

 ◇

 その他、オタク女子高生という設定も上手いよなー。オタクをターゲット層にしてる以上、きっとこういうオタクだけど可愛い女の子とお近づきになりたい視聴者は沢山いますよ。今年新年にチャットして、06年の「ツンデレ」に次ぐ今年くる要素は何か?という話になって、一つ「オタク女」がくるんじゃないかという話が出たんですが、他ならぬ、「ツンデレ」旋風を牽引した『ハルヒ』を生み出した京都アニメーションの『らき☆すた』によって、その見解は現実のものになるかもしれません。それくらい、泉こなたは魅力的。

 そして僕的には初回の印象では柊かがみちゃんが好きかな。これ、彼女もこなた級ではないけどライトなオタクなんだよね?良くできるお姉ちゃんに付加されるそこはかとないオタク要素。可愛いです。こなた級に現実で出くわしたらコミュニケーション不全に陥るかもしれませんが、かがみちゃんクラスとは楽しく話せそう。そして、妹持ちのイチャイチャ姉妹設定。ああ、こうして僕も作り手のマーケティングに巻き込まれていく。

 ◇

 激しく感想は書きづらい作品ですが、面白かったんで視聴継続決定。激しく全力を出したく無い時に、くすりと笑って心のエネルギーを回復させてくれそうな作品です。

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