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今週の「ツバサ」。マガジン雑誌本編のタイムリーネタバレ感想、Chapitre.158「もう一つの呪い」の感想です。視点トリック種明かし。
何故、ファイには塔の上に閉じこめられていたファイ視点からの回想と、谷の下に閉じこめられていたユゥイ視点からの回想との二つの回想があるのかというトリックは、塔の上のファイの記憶を谷の下のユゥイが受け継いでいたという、わりと強引な種明かしに。
で、結局飛王は塔の上のファイと谷の下のユゥイとの両方のもとに現れており、「外に出られるのはどちらか一人」の究極の選択をファイとユゥイの双方に突きつけたと。結果としてはファイはユゥイを選び、ユゥイは自分を選んだ。それゆえの、今までツバサでずっと描かれてきた「何かを得るためには何かを失う」という対価の原理の究極のシチェーション、自分を生かすために他人を殺すか、他人を生かすために自分を殺すかのシチェーションが完成して、今まで冒険してきたファイは、実は自分が生きるために他人を殺したユゥイだったと。
ここで、ファイの名前を語って生きてきたファイ(ユゥイ)に対して、アシュラ王が、
「それでも君の罪は消えないよ」
と言うのは、わりと真っ当というか、作中的には是の宣告なような気がする。失うものの重さも分かっていて、それでも「願う」のが作中で是とされる侑子さんの言う所の「本当の覚悟」なわけだから、曖昧に、ファイの名前を語って自分がユゥイとして下した自分>他人の選択を誤魔化してきたファイは己の選択に覚悟が伴っていなかったという点で是の存在とは言い難く、そこをアシュラ王に指摘されてる感じ。そしてそんなファイ(ユゥイ)だから、「選択をやり直せる」という飛王の甘言につけ込まれる。
「死んだ者を生き返らせる術があるとしたらどうする」(飛王)
これはなー、高麗国編のチュニャンの、
「それに!母さん言ってた!どんな力を使っても失った命は戻らないって!!」(春香)
とか、修羅ノ国編でのクライマックスの、
「『死者を甦らせる事は誰にも出来ない』たとえ神と呼ばれる存在でも」おれの父さんが言っていました(小狼)
から続いている、どんな対価を払っても、これだけは侑子さんにも出来ないという作中の重要設定。それをあえて口にするということは、やっぱり飛王の夢にしてクロウ国の遺跡に眠ってる力っていうのは甦生の力なのかな。
でも、やっぱりこれは作中で否定されてる思想なので、その飛王の言葉に心動かされてしまったファイ(ユゥイ)も、ここではネガティブモードな感じ。どんなに残酷でも、一度下した選択は受け入れねばならず、その選択で失われた命も戻らない……ということをファイが受け入れねば、作中でファイが浮上することはないと思うわけです。
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xxxHOLiC(ホリック) ~四月一日の十六夜草話~(仮称)
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