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 エラい切ないラストでした。結末はちょっとした「仕掛け」がある系なので、いつか見ようと思ってる人はネタバレになるのでこの記事を読まない方が良いです。ただ、僕としては満足な作品だったなぁ。こういう終わり方、イイですよ。
 やっぱり第04話の感想で書いてた通り、「永続性」VS「変化」の物語だったと思うわけです。

 「永続性」の方を表す作中ガジェットとしては、

●不死であるという夜禍人の設定
●茉莉が持っている内側だけ永遠に「変わらない」青空の傘
●依人の部屋の天井にあった、「変わらない」写真の青空
●過去の蒼乃、茉莉、本物の依人が見ていた、洞窟の中の「変わらない」絵の青空

 などなど、で、

 一方で「変化」を表すガジェットとしては、

●新しい人間関係の象徴である石月姉妹
●常に変化し続ける(物語冒頭で依人がそう言っていた)本物の空
●形を変え続ける折り紙

 などなど、

 があったわけですよ。

 で、この物語の帰結は、「永続性」に囚われて自分が作り出した依人と永遠の時を過ごそうとしていた蒼乃さんが、茉莉と依人の手によって「変化」したと、そういうラスト。

 最終回のBパートは、丸々使って、その「変化」した蒼乃さんの様子が淡々と綴られます。

 結局の所、蒼乃さんが依人への気持ち、茉莉への気持ちをどういう風に決着させたのかは明確には描かれないんだけど、ただ、それぞれ「変化」のガジェットであった「石月姉妹」「折り紙」「本物の空」に関して、蒼乃さんはこよりとは折り紙を楽しみ、真名とは一緒に本物の空を見上げる……というシーンで全て蒼乃さんが「変わった」ということを表現してるのがイイです。

 洞窟の中の絵で描かれた「変わらない」空に象徴されるような、過去の蒼乃さん、茉莉、本物の依人の関係が永遠に続けばあるいは幸せだったのかもしれないけれど、そんなことはあり得ないから。本物の依人は死んだし、茉莉も自らの生命と引き替えに夜禍の永続性を放棄した。残されたのは、「変化」を促された蒼乃さんだけ。

 そんな蒼乃さんが、新しい人間関係の象徴である石月姉妹と、絵に描かれた「変わらない」空ではなく、「変わり続ける」本物の空を見上げるというラスト。永遠なんてあり得ない、人間は色々なものを失いながらも変化し続ける生き物という事実を受け入れなければならないという、圧倒的な切なさを残したラストです。蒼乃さんの気持ちが描かれないのがかえって良かったんじゃないかな。最後に変化し続けるsolaを(おそらくは自分を重ねて)見上げる蒼乃さんの心中に想いを馳せるだけで途方もなく切なくなります。

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