ブログネタ
ツバサ&XXXHOLiC(原作限定) に参加中!
 今週の「ツバサ」。マガジン雑誌本編のタイムリーネタバレ感想、Chapitre.162「綻びた過去」の感想です。
 真偽は恣意的。
 ◇

 アシュラ王が見せてたファイの過去編自体が、操作されてた綻びがある過去ということで、エー!という感じです。ここでこれまでの過去編をそう裏返しちゃうと、一体どこからどこまで本当だったのかとか、読者としては放り出された気分に。黒鋼に矛盾点を指摘されて諭されるまでファイ自身も操作された過去を本当と思っていたようなので、ファイの主観がアテにならないことを意味しています。これだと一番コアな部分のファイとユゥイを天秤にかけた命の選択のシーンなんかも実はねつ造された過去でしたというのもアリになってしまうので、視点キャラの主観の方に齟齬があるトリックは近年流行ってるのか氾濫してるけど、この主観のここまでが本当でここは間違いとかが送り手でいくらでもコントロールできるようになるので、あんまりやられると読者としては感動していいのか悪いのか戸惑うというのはあるよなぁ。ミステリ作品だったら推理要素からどこまでの主観が間違ってるのか推理できたりもするけど、ツバサはミステリ作品じゃないから、その辺り、送り手まかせにならざるを得ない感じはします。

 というわけで黒鋼が指摘した「茶番」は、魔力制御の入れ墨に関する矛盾。そう言われればその通りなんですけど、2話前のシーンでは魔力の強さと呪いの強さみたいなのは連動していて、魔力を制御していれば呪いの発動もなくなったり弱まったりと制御できるのかと勝手に補完してスルーしてたよ(;´Д`)。

 アシュラ王は本当分からないな。もはやアシュラ王の願いが「セレス国にあだ成すものを討って貰うこと」だったのかどうかさえ真偽は分からないんですが、仮に真だったとしたら自分があだ成すものになることで、(アシュラ王の魔力ゲージがファイを超えるのをきっかけに)ファイに討たれることを望んでいたということだろうか?それを、アシュラ王への愛情からファイが回避して、例のアシュラ王を眠りにつかせての逃亡の旅になったと。でも、それでも、アシュラ王死にたいなら勝手に死ねばいいというのはあるよな(;´Д`)

 ただアシュラ王、作中の要素として否の方向に転がりそうな雰囲気としては、ねつ造した他人(ファイ)の過去を黒鋼や真・小狼に強制的に見せてるって点かな。作中で是となるのは、レコルト国編での写身小狼くんが黒鋼の過去を見てしまって、過去はその人だけのものなのにと悔いて涙するシーンの方だと思うから、あのシーンとは真逆に過去を強制的に暴露してるアシュラ王は否のベクトルに既にだいぶ振れてるんじゃないかというのはあります。そもそも東京編以前に描いてきた、失われた過去(クロウ国時代の写身小狼とサクラの関係性)よりも新たな関係性(旅で培われた仲間達の絆)は尊いというのがツバサ的な是なので、人のトラウマ的過去を掘り起こして痛めつけてるアシュラ王は感心しない感じ。その点では、今話で黒鋼がファイにおまえの過去は関係ないと言っただろと言い切ってたのは熱かった。やっぱり、頼りになるのは黒鋼ですよ。

→コミックス最新刊予約開始

ツバサ 20―RESERVoir CHRoNiCLE (20) (少年マガジンコミックス)

→『XXXHOLiC』のPS2ゲーム(公式サイト

xxxHOLiC(ホリック) ~四月一日の十六夜草話~(仮称)

前回の感想へ次回の感想へ
「ツバサ」マガジン感想のインデックスへ
原作コミック最新19巻の感想へ
『ツバサ』コミックス感想のインデックスへ
アニメ版『ツバサ・クロニクル』感想インデックスへ
『XXXHOLiC』コミックス感想のインデックスへ