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 今週の「ツバサ」。マガジン雑誌本編のタイムリーネタバレ感想、Chapitre.164「優しさと弱さ」の感想です。
 熱すぎる。
 ◇

 前から書いてた通り、チュニャンのエピソードや、修羅ノ国編での阿修羅王と夜叉王のエピソードの時に顕著なように、本当の覚悟でもって対価を払えばどんな願いでも叶うという世界観の中でも、ただ一つ、生命の甦生だけは叶えることができないというのがツバサテイストで、逆に言えばその設定でもって、写身小狼パパが言っていたという作中最大のメッセージ、「だから限りある時間を、自分が信じるもののために精一杯生きるように」を目一杯表現しているわけです。

 で、そのテイストからいくと、幼少時の選択の結果を受け入れずに、ファイ(塔の上にいた方)の甦生を願っていたファイはどうしても作中としてはまだ否定される段階にいたわけです。だからこそ、今回のクライマックス見開きでの宣言、

 「……終わらせましょう王、貴方の願いを、そして俺の願いも」(ファイ)

 の部分が熱かった。自分を束縛し続けてきた、自分の選択で殺してしまったファイの甦生という禁忌の願いを「終わらせましょう」と言い切ってるのが熱い。ファイがここでそういう気持ちになれる背景には、アシュラ王が指摘してるように、仲間達の存在、旅の途中で築き上げてしまったサクラ、小狼、黒鋼、モコナらとの関係性が間違いなくあるわけで。

 でもそこで、仲間のためにアシュラ王と共に死ににいっちゃうのが(アシュラ王が語ってる通り、道連れにするつもりで仕掛けた魔法だったと思われる)、まだファイが「死にたがり」から脱出できてない部分を描写してる所なんだよなぁ。17巻ラストでサクラに「生きていてくれてよかった」と言ってもらえて、「四つの対価」の回では、過酷は一人で背負うものではない、同じ願いを共有する者達と分け合ってもいいんだということを示されて、徐々に死にたがりが直る要素は積み上がってきてるのに、それでもまだここ一番という所で死にたがりを発揮して死にに行ってしまう。

 ……という所で黒鋼が復活してファイを守るという展開が最高に熱かった。もう、守護印とか、後出し設定もいい所だとかそういう突っ込みはもはやどうでもイイんですよ。ここでファイを守るために立ち上がれるのは黒さまだけ。それこそ桜都国編でファイの死にたがりを最初に看破して以来、過去は関係ないと言ってくれて、勝手に死ぬなと吸血鬼契約までしてくれて、対価の分割案もさりげなく提案したのは黒鋼で……と、ファイの死にたがり矯正を一番担ってくれていたのは黒さま。これ、本当にファイのお話の帰結として、死にたがりが消滅して生きる気持ちを取り戻す……というのが描かれる部分では、一番重要な役割は黒さまが担うんじゃないだろうか。17巻時点ではサクラが最後のキーパーソンだと思ってたけど、セレス国編に入ってからサクラは実質いないんで、ここはやっぱり黒さまで。

 ああ、もう、黒鋼×ファイ本を出してもイイです!(わりと台無し)

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 僕はもう予約しちゃいました(^^)/

 雑誌発表されてたツバサ&XXXHOLiC合同カレンダー2008年版はまだAmazonに登録されないなー。漫画カレンダーははじめてくらいの勢いで、購入検討してたり。

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