
刹っちゃん大活躍。
前回のサブタイが187時間目「凶悪!フェイト・パーティ」で、今回が188時間目「強いぞ、ネギ・パーティ!」ということで、「●●・パーティ」という表記上、作品的にネギ一味とフェイト一味がパーティ単位での対立項で、団体戦の様相を呈してきました。これはバトル漫画として相当スゴイです。前にシータさんのネトラジに出たときに、ジャンプバトル漫画に関して、ワンピもBLEACHも1対1×複数展開になりがち、だけど、描き手は大変というのは重々分かるけれど、コアなバトル漫画好き読者としては複数対複数の団体戦も見たいんだ……というようなお話をした記憶があるんですが、ネギま!でそれを実現してくれました。前回と今回は急速にバトル漫画色を強めたネギま!ですが、この団体戦バトルは最近の少年バトル漫画の中でも(といってもジャンプとマガジンしか読んでないんですけど)屈指のワクワク度じゃないかなぁ。ピンチの所で小太郎が割ってはいる→アーニャが傷を治していた……とか、そういう団体戦ならではの流れが見事。そして、団体の連携プレーが繋がりに繋がって、最終的に木乃香がネギの治癒に成功するという、読者の(ネギ・パーティに感情移入しての)達成感の味わいっぷり。複数対複数のバトル中に一つの目的(今回はネギの治癒)に向かって各キャラが各キャラらしく連携プレーを見せるという面白さ。これ級の団体戦をまた描いてくれるんだったら、しょっちゅうフェイト・パーティ襲ってきてもいいなぁ(笑)
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他は、木乃香にフェイトの魔の手が!という所で、刹っちゃんモノノケ?ver登場とか、その辺りの流れが熱かった。やっぱり、木乃香お嬢様のピンチには刹っちゃんが来ないと。最近の自分の感想を顧みるに、一番は刹那好きなんじゃないかと思うようになってきた。ネギへの好意も異種族恋愛だし、木乃香への好意も異種族プラス同性と、好いた惚れたに関して成就までのハードルが高すぎるんだけど、好意を持った相手を打算抜きで一途に守りとうそうとしてる様がイイ。
魔法先生ネギま! 20 (20) (少年マガジンコミックス)

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