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武力による戦争の否定 その矛盾の果てに見える真実とは?
このフレーズに顕著なように、「武力によって戦争を根絶する」という主人公サイド、ソレスタルビーイングのあり方には、番組開始前から「矛盾」が含まれているということをプロモーション広告の時点で鮮明に打ち出しています。
随分分かりやすく番組外の部分で視聴者に配慮が成されるようになったなぁという印象です。
僕は無印SEEDの時代から言ってるんですけど、基本的にこの手の物語は物語開始〜中盤くらいまでは主人公達は何かしら「至らない」要素や「矛盾」の要素を抱えていて、物語を通してそういったマイナス部分が改善される、そういう形で成長、信念の獲得、気持ちの昇華が描かれる、だからこそカタルシスがあるもの……って感じの作劇を取るものなんですが、SEED含め、その他のアニメの感想見てても、(特にネット上では)このタメの部分の主人公達のマイナスポイントを、主人公達は矛盾してる、ダメだ、マイナスポイントがある、と叩き材料にして、それをそのまま作品評価に結びつけるユーザーが少なからずいる状況でした(SEED感想サイトやってみての実感)。僕の感覚だと、いや、今はそういう風に描いてる段階だから……としか言えない感じだったんですが、今回はそういった長期的な視点で見られないユーザーのために、広告時点から、「いや、物語冒頭では主人公達は矛盾してるんですよー」というのを分かりやすく宣伝してくれてるみたいです。
そこまで分かりやすくせんでも……という気もしますが、これも顧客志向の観点からはしょうがないあたりなのかなぁ。興味としては、これだけ分かりやすく伝えられても、それでも、主人公達は矛盾してる!だからこの作品は駄作だ!的な論調で叩きに入る人が出てくるのかなぁという辺り。いや、たぶん出てくるんでしょうけど。
ガンダムSEEDシリーズ、コードギアス、最近の流行ったサンライズロボットアニメ、いずれも矛盾を抱えた主人公が、至らなく迷走しながら、それでも少しづつ進んでいくお話です。そういうのを批判する人は、じゃあ矛盾なしの完璧主人公が作中正義として爆進するお話が好きなのか?というと、そういう話はそういう話で、主人公が強すぎて、まっすぐ過ぎてつまらないとまた批判するので、わりと、そういう批判層に関してはどうしようもない部分ではあるんですが(そういう人達はダブルスタンダードとかの言葉自体知らないことが多い)。
●このお話ガンダム00(ダブルオー)が面白いかどうかとはまったく無関係なお話。僕が楽しいと思うかどうかはまったくもって観てみてからのお話
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「今の読者は伏線が理解できない人が多くて漫画が書きづらい」
と仰ったのを思い出しますね。ただ、こうした受け手側の読解力の低下の原因は創り手側にも責任があるんじゃないかと。
かつて、唐沢俊一氏が、
「エヴァ以降、話を投げっ放しにすることが名作の条件と勘違いした、劣化エヴァのような作品が横行するようになった」
と述べたように、物語の主題も伏線も回収されない作品ばかり見せられたら、受け手は物語の『今』だけを材料に、面白いか否かを判断するしかないんじゃないでしょうか。蒸し返すようですが、いかに面白くても、投げっ放しの作品は、受け手側の読解力の低下を促すという弊害を招くような気がします。
(注)このコメントとガンダム00(ダブルオー)が面白いかどうかとは全く無関係な話。私が楽しいと思うかどうかは全くもって観てみてからのお話(笑)。