- ブログネタ:
- ひぐらしのなく頃に解 に参加中!
TV放送も経済活動の一環ですので、ネガティブ世論から受けるリスクと、スポンサーやファン視聴者の顧客満足度というベネフィットを比較して、前者の方が勝ると判断した場合は、まあ企業として放送休止は普通の判断なんですが……
特にひぐらしは、「主人公達が疑心暗鬼に囚われたまま『敵』を作り上げてそれこそ残酷に殺してしまうそれまでの物語の「タメ」の部分に対して、「祭囃し編」ラストでは『敵』=『ジョーカー』が存在しない世界のあり方はあり得ないのか?というのが、物語第1話「鬼隠し編」冒頭の「ジジ抜き」のシーンから続く長い伏線を回収する形でメッセージとして描かれる」ので、その肝心の最後の部分を世に出さないで終わってしまっては、本当、意味ないじゃん!的な。
この辺り、
1.ユーザーがタメや伏線を理解してくれなくなってきたので創り手は「承」を抜いた物語創りをはじめてる。
2.「承(「タメなど」)」を抜いた物語に慣れたユーザーは、従来の「承(「タメなど」)」アリの物語に対しては、「承(「タメなど」)」=「結(メッセージ)」だと誤解して受けとってしまって影響を受ける。
3.誤解したままの影響で問題が起きて、世論も「承(「タメなど」)」部分だけのマイナス描写を視て叩く。
4.叩かれたので、メディアは「結(メッセージ)」の部分までを世に出せなくなる。
5.ますます「承(「タメなど」)」のマイナス描写は誤解を受け、誤読するユーザーも増え、しょうがないんでその部分を省く創り手も増える。
みたいなコンビネーションが一つあるような気がする。「承(タメ)」を抜いた物語は一つの物語作成法として魅力があって、その価値を否定する気は全然ないんですが、何事もバランスがあった方がイイっていうか、従来通りの途中で主人公が問題行動を起こすんだけど、後半にかけてその行動は否定されて、終盤にメッセージ提示へ……パターンのお話も引き続き勢いを保って欲しいというのが僕的な私見。ガンダムSEEDなんかも2クール目でキラが暴走して殺しまくるけど(勿論3クール目でこの行動は否定される)、そこだけ見て、こんなアニメはけしからん!っていうユーザーばかりになったらなんか嫌だし、じゃあ、そう言うんならしょうがないなぁと、創り手の方も最初から最後までイイ子ちゃん主人公の物語ばかり創るようになったらそれも嫌な感じだよなぁ(イイ子ちゃん主人公が爆進するお話が嫌いなんではなくて、単純にバランスの問題として)。
まあ、公式サイトのアナウンスでは「中止」ではなくて「休止」となってるのに一縷の望みをかけて、再開を待ちたいと思います。遅れ視聴でバンダイチャンネルで有料で見てるめっちゃファンなんで、是非とも「祭囃し編」まで。せめて、DVD補完ででもいいから映像化として世に出すまでは!そして、万が一ダメだった時も、最後まで見ればむしろ勇気づけられるような作品だし、モラルも伴ってる作品なんだというのをアピールするために、個人的な二次創作は引き続き進行させますー。


→何故魅音なのか?−『ひぐらしのなく頃に解』の本当の解−/『ひぐらしのなく頃に』まとめ感想へ
特に、某ニュースでのひぐらしの説明の部分の
「主人公が斧を使って敵を殺していく」
というのには、正直
「あんた等ひぐらしのゲーム全然やってないだろ、それか、小林よしのりと同じく、ただの資料のつまみ食いしただけだろ」
と、半分怒りもしました。