千雨ー。
視点変更。ネギ視点でずーっと行く可能性もあったんですが、今回は千雨視点で、最後にネギ登場という風に変えてきました。これはザッピング形式になって、明日菜視点の話なんかはそのまま数週続くとかで多角的に展開されていくようになるのかな。マイナーなゲームの例で申し訳ないんですが、『貝獣物語』みたいな感じで、別視点で仲間と仲間が出会ってたりして、ネギ視点の仲間集め、明日菜視点の仲間集め、etc...を切り替えながら物語が進行、最後に色んな視点が合流する所が最高のクライマックス、みたいな感じになる予感。
そして、独力、リアリストといった属性の千雨が、地味にファンタジーにはファンタジーじゃなきゃ対抗できない(リアリストの力じゃ対抗できない)と気づきを得たり、最後のピンチではネギに助けを求めてしまう(独力ではどうしようもない時もある)……といった場面が描かれたりと、千雨のちょっとした変化を1話にギュウギュウに詰め込んで描かれていた回でもあった気がします。
あと、環境がマッチすれば強力な千雨の電子精霊の能力も、今回のように環境がマッチしなければまったく役に立たないというのが、ジャンケン的で面白かった。全ての能力・特性を凌駕するスーパーパワーを持ったキャラが(それこそ「覚醒」とかして)一点で活躍するんじゃなくて、それぞれ得手不得手がある中を環境に応じて組み合わせて敵・試練を攻略していくのがネギま!の面白い部分だと思った。それは、この前のバトルの団体戦の面白さのバックボーンにもなってる所。この後、千雨にも特性がマッチして活躍する場面も来るんだろうし、あとは現状では最弱の巻き込まれ組とかも、最弱なりの守られ役担当じゃなくて、物理的な力はなくても要所要所で特性を生かして重要な役割を果たすんじゃないかと思った。まさに、適材適所的仲間パワー。
◇
地味に、刹っちゃんと木乃香が同じ場所に飛ばされているのかどうかが気になってるのはナイショだ。同じ場所なら、あからさまな蜜月展開。違う場所なら、再会時のカタルシスが大きいと、どっちみちファンには嬉しい感じ。
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