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 「はじめて意見が合ったな」(ティエリア・アーデ)

 『機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)』の、第17話「スローネ強襲」の感想です。
 ◇

 やっぱトリニティ組は今まで地上人を見下ろす天上人的なポジションにいたトレミー組をさらに見下ろすような超天上人的なポジションの人達みたい。基本的に情報はトリニティ組はトレミー組のことを知ってるけど、トレミー組はトリニティ組のことを知らないと、トリニティ組>トレミー組な感じで、ティエリア的に拠り所のヴェーダでさえ、なんだかネーナが簡単に入っちゃってアクセスしてて(あのティエリアがいた空間はヴェーダにアクセスする端末ルームみたいなものだったっぽい)、トレミー組の拠り所のヴェーダでさえ、トリニティ組の掌中、みたいな。

 そもそも、今話冒頭のエピソードや、レイフ・エイフマン教授の語りから、トリニティ組はルーツが木星にあるっぽい。そりゃ、天上とか、そういうレベルじゃなくて、宇宙も遠く木星から見てます、みたいな。そして、トレミー組のハロがトリニティ組のハロをお兄さんと呼んでいたことから、やはり、ルーツ的にもトリニティ組が先でよりソレスタルビーイングのコアにいて、トレミー組はしょせん弟ハロを扱っている後発組、みたいな。

 ティエリア的には絶対視していたヴェーダの計画にないトリニティ組が認められないだろうし、ネーナに拠り所のヴェーダに入られたのはショックだったろうし、スメラギさんもトリニティ組の機体情報はヴェーダを通さないでよこせとヴェーダを警戒しはじめていることから、全体的にトレミー組のヴェーダ離れへと話が向かう感じ。そこで、もとからトレミー組の中ではヴェーダの行動から外れた所にいた刹那(ティエリアが第14話でヴェーダにない事象として分析している)と、今まさに離れ始めたティエリアとが、めずらしく同じ気持ちになりそうな感じで、とりあえずそこまでいくフラグとして、今回は、

 「はじめて意見が合ったな」(ティエリア・アーデ)

 が。

 ティエ刹(刹ティエ?)な感じでしょうか。何気に、マイスターズ四人組の中で、本編でカプ的な想像を掻き立てられるような描写はこれが初な気がする。お互い奥手で無口でケンカばっかりしてたけど、微妙な所で分かり合っちゃうとか、イイんじゃないでしょうか。

 そして、レイフ・エイフマン教授、色々知りすぎて消されました(;´Д`)。明らかに絹江さんの先行者的描写です。逆に言うと、知りすぎて消される役割をエイフマン教授に割り当てたということは、絹江さんはギリギリで助かる感じでしょうか(作劇上同じ役割のキャラは二人入れないのがセオリーなので)、ガンダムに対抗する地上側の機体はエイフマン教授が作ると思ってたので、ちょっとショック。実直な研究者キャラとか超好きだったのに。今回はグラハムの怒りに共感した。

 というか、トリニティ組の憎まれ役としての役作りが上手い。ミハエルの憎らしさは勿論、ネーナも顔が可愛いのが逆にムカつくくらいの役作りが徹底してます。クリスティナに「キライ」と明確に言わせるくらいの徹底っぷり。そりゃ、万が一ソーマたんVSネーナになったら、女は顔や乳じゃない!とソーマたんを応援するよ。それくらいのこ憎たらしさ。

 そして、上空から見下ろして巨大ビーム兵器で一斉掃討という、非常にレベル1飛空挺症候群的な意味での天上人描写。天上から見下ろして武力介入する所からはじまったけど、意外と地上も知っていた、また物語を通してさらに地上を知ったというのを第1クールで描いていたトレミー組マイスターズとは対照的な描写で、トレミー組ガンダムVSトリニティ組ガンダム、バトル決定、みたいな勢いです。

 もう、OOガンダム(刹那の後継機)発進は第1話で天空から地上に降りてきたエクシアとは逆に、地上から天空に向かって飛び立っていくんだろうなと、今からそのシーンを期待しています。

・ガンダムスローネズの合体設定にちょっとウケた。三位一体って、そういう物理的な意味じゃないから、みたいな。
・でも、ネーナにデレ期を期待してしまう自分もいるのは、釘宮理恵ボイスのなせる業(ごう)か。

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→前回:第16話「トリニティ」の感想へ
→次回:第18話「悪意の矛先」の感想へ
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