ブログネタ
週刊少年チャンピオン に参加中!
 「イルカちゃんの…お友達に…なりたいのです!」(さくら)

 高橋てつや先生の「ペンギン娘」3巻の感想です。表紙のねねのキュアキュアなアクセントが眩しいです。
 ◇

 僕的にすげー面白かったのが、「145:ど●魔女入荷しました!」と「146:メタモルフォーゼですよ時代は」の二話にまたがって描かれてる、ペンギンがリアルペンギンになっちゃうお話。

 こう、ハーレム漫画で、男主人公が何らかのファンタジー現象で小さくなっちゃったとか、動物になっちゃったとか、透明になっちゃったとかはよくあるお話で、そうやって変化した躰を生かしてちょっとHなことしちゃったり、または強制的にお色気イベントに巻き込まれたりというのもこれまたよくあるんですけど、それをあえて女の子×女の子でやってる所が、作者の個性がいい意味でスパークしてると感じる、このショートストーリー二話。

 もう、リアルペンギンになったさくら(←女の子です)が、悪のりして択捉さん(←女の子です)の胸を乳揉みとか、どんだけ揉みたいんだという感じなんですが、オチの絵まで、ハーレム漫画パターンだったら、悪のりシチェーション絶頂の所で男主人公の変身が解除されちゃって、回りの女の子からボコられてチャンチャン、という所を、それを女の子ヴァージョンに改変して、変身が解除されてしまったさくらの胸を択捉さんが乳揉みしてる絵でチャンチャン、みたいな、どんだけ揉ませたかったんだ!というオチになっているという。

 ねねにあえて「『変身(メタモルフォーゼ)』のカード!」という台詞を言わせているという、分かる人だけ分かって的な小ネタも効いていて、この二話はだいぶ面白かった。

 ◇

 後半を占めてるロングエピソードの水神様イルカちゃんのエピソードは、これまたキュアキュアの神さまが引き合わせたかのような、プリキュア5最終回とシンクロするような、実は孤独だったイルカちゃんの孤独をさくらが癒した所での、対話大団円エンド。この話で第一期を終えて、掲載紙をチャンピオンREDに移して「ペンギン娘MAX」始動というのは、こう、キュアキュアな観点から非常にイイ感じです。こう、プリキュアマーブルスクリュー!で一息入れて拳を握ってから、マックスー!!で全開みたいな。

 キュアキュアな人じゃないと意味が分からない感想文に終始してすいません(;´Д`)

ペンギン娘 3 (3) (少年チャンピオン・コミックス)

キュアキュアな感じの高橋てつや先生のご本人サイト