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 今週の「魔法先生ネギま!」タイムリーマガジン掲載分ネタバレ感想、205時間目「父の道か師の道か!?」の感想です。
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 闇属性でいくか光属性でいくかの選択肢は、ほぼ前回の感想で書いた予想通りの流れ(闇を選んでも仲間パワーを否定しないんで一人じゃない、エヴァのことも好き)で、闇属性を選択。

 ただ、「お前はお前自身になりな」の部分がここで全面に押し出されて、お父さんを追うのをやめてエヴァ様を選んだネギはネギ自身になったというのではなくて、闇を選ぶ選択も、あくまでお父さんを追うためとのこと。

 この辺り、ネギの中で追っている「お父さん」という概念も変化してきてるんでしょうね。前は表面的な部分を追っていたのが、もう少し抽象的で本質的なものになってきてるというか。だから、光と闇で使う魔法の系統が違っても、それは表面的な差異で、未だお父さんの本質を追っているのには変わりがないと。

 そういえば、一学期編というのが、散々お父さん志向で仲間を顧みずに一人で背負い込みがちだったネギが、仲間パワーに目覚めてお父さん志向から脱却するまでを描くお話だったのかと思いきや、最終回で「いいよネギ、そのまま進みな。お父さん目指してまっすぐに」って明日菜からお父さん志向も肯定してもらえるエンディングで終わってる話なんですよね。武道会編ラストの「お前はお前自身になりな」の部分が強烈なんで、ネギはお父さんを追うのをやめてナギ離れするという展開への印象が強いですが、色んな所を拾っていくと、必ずしもお父さん離れだけが解答というわけでもなさそう。

 今回とか、千雨からネギ個人を認められて、エヴァ様の闇を選んで、だけどそれは同時にお父さんを追うことでもあって、そして仲間パワーは大事という気づきも捨てないと、もう全部取り

 こうやって、単純なお父さんかネギ個人か、お父さん志向か仲間志向かという単純な二元化から徐々に脱却していくのかもしれない。後者のお父さん志向か仲間志向かという単純な二元対立から脱却したのが一学期編最終回(明日菜がネギのお父さん志向を認めた後、仲間が集まってくる)だとすると、前者のお父さんかネギ個人かという単純な二元対立を脱却したのが今話という感じ。

 そこで、3巻のファーストエヴァエピソードラストで、ナギとネギの姿を重ねてしまったシーンがあったエヴァ、「お前はお前自身になりな」の所でもその場に居合わせたエヴァ、そんなエヴァが、今回もこのテーマの重要回で登場してくるという所に構成美を感じます。やっぱり、お父さんかネギ個人かというお話のカギを握ってるのはエヴァ様なんだよね。どうか、お父さん志向に引っ張られがちなネギを、エヴァ様色に染め上げることで、ネギ個人に揺り戻す方の役割を引き続きエヴァ様には担って欲しい(笑)。

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