
全体的に修行パートの現在、修行の過程をみっちり描くのはネギのみで、他の面々はちょっとだけ描写された明日菜&刹那に、前回ラストののどか、今回冒頭の楓&木乃香というように、ダイジェスト版で魔法世界に来てからも皆それぞれバイタルに生き抜いてレベルアップしていたというのを描いて終わりみたい。夕映だけ、ほぼまる一話とって成長の過程を描かれていたので、ちょっと重要な感じかな。この辺りは、夕映→ネギ→ナギという構図で「『あの人』のようになりたい」という憧れの連鎖が形成されているのは、前回のナギになるかネギになるか問題とも関連して、目標とする人を追うことにまつわる何らかのテーマを描いてる箇所な気がするので、夕映には注目しておきたい所。
そして、メインはサブタイにある通り、木乃香と刹っちゃんの再会。木乃香、普通に刹っちゃんに抱きついて押し倒して、あまつさえその後のシーンに何が起こってるかは見えないようにして、「チュッ(ハート)チュッ(ハート)」という擬音が描かれているんですが、なんていうか、その、ごちそうさまでした。
引きは、エヴァさまの人造霊と対峙しての、引き続きみっちり描かれそうなネギの修行パートに。表面的にはお父さんと違う系統で自分なりにお父さんを追うと決めた以上、全てを模倣していれば済んでいた次元とは違う、「守破離」の「破」に突入した苦悩、ハードルというものが描かれはじめそうです。
魔法先生ネギま! 22巻 限定版
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