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『ツバサ』第22巻限定版付属のツバサDVD新作アニメーション、『ツバサ TOKYO REVELATIONS(トーキョーレベレーション)』その2「姫君の視た夢」の感想です。
エー!サブタイ「姫君の視た夢」ってそういうことか。すごいサプライズ。
「それでも生きていてくれてよかった」(サクラ)
の所とか、完璧過ぎて初めてマガジンで読んだ時と同じく泣いてしまったんですが、それ以上に、この『ツバサ TOKYO REVELATIONS』はこのためにあったのかという隠しギミックにやられました。
なんと、足跡の道しるべを失った写身サクラを導く謎の存在が、原作の「この国で亡くなった人達?」から、『カードキャプターさくら』のさくらの幻像?という風にアレンジされています。
大川さんもばっちり関わってる今回の『ツバサ TOKYO REVELATIONS』なので、これは、『ツバサ&XXXHOLiC』は、他のパラレル作品よりも一レベル上で『カードキャプターさくら』とリンクしているというのを(ほぼ)公式に示したと解釈していいんじゃないかと。
もともと、『XXXHOLiC』の方に『カードキャプターさくら』のさくらが使っていたステッキは序盤から登場していて、さくら(サクラ)と深い縁があるらしい四月一日が意味深に「会ってみたい」と語っているシーンがあること、写身サクラ(の魂の方)消滅回が描かれている第23巻にあえてこの『ツバサ TOKYO REVELATIONS』3巻を付属させていること、23巻時点では、既にこの「東京編」で羽根が戻った時に写身サクラは自分が写身であることを知ってしまっていることが明らかになっており、本編でも、真・小狼が「取り戻したいものがある」発言をしてる所でそれを匂わせてる写身サクラの描写が入ってること……などなどから推測すると、やっぱり本命の予想は、『カードキャプターさくら』のさくら=真・さくらなんだろうか。それだと、真・小狼が『カードキャプターさくら』で小狼が使ってた雷帝招来とか使うのもピタリとハマるし。既に作中設定で時間は超越し得ることになっているので、その辺りを調整すれば、『カードキャプターさくら』のさくら&小狼=真・さくら、真・小狼で通りそうな。
あとは、マガジン感想時にも書いたけど、玖楼国で幼少時に写身小狼と過ごしていた真・さくらと、『カードキャプターさくら』の主人公であったさくらとが、どう繋がるのかなんだよな。別人でもいいんだけど、ここまで示唆された以上、何らかのギミックによって同一存在だと落とされるのが一番エンターテイメントしてると思うんですが。
あー、まじでサプライズだった。どこまでも原作の魅力を忠実に再現したバックエンドコンテンツと見せかけて、最後にこんなサプライズアレンジ(しかも重要な意味がある)を仕掛けている技アリのメディアミックスだったと思いました。堪能したー。
→というわけで大満足
ツバサ23巻限定版 (DVD付)
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→原作コミックスの「東京編」部分の感想はこちら↓
→15巻の感想/16巻の感想/17巻の感想
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