ブログネタ
コードギアス 反逆のルルーシュ に参加中!
 『コードギアスR2』第3話「囚われの学園」の感想&トラックバックセンター記事です。
 前回第2話「日本独立計画」の感想&トラックバックセンター記事では、5400PV/WEEK超えのご好評を頂いてありがとうございました。前シリーズでの運営経験を生かして、TBセンター記事は早めに立てておきますので、今回も感想記事を書いたブログ管理人の方はふるってトラックバック頂けたら幸いです。なお、記事中はネタバレが前提となりますことをあらかじめご了承下さい。
 ◇

<追記:感想アップしました>

◇以下本編感想◇

 「大事だよね、誕生日は」(ロロ)

 面白すぎる。偽りの生活で得たものに意味は無いのか?っていう前シリーズのヴィレッタ(千草)さんのラインのストーリーに、R2から投入のロロを重ねてくる辺り、もう、こう、悶え悶えしながら見てました。

 偽りの1年の間にルルーシュから誕生日に貰ったロケットに固執する辺りから、本当の誕生日とか記憶とか自分を同定するものが無いからこそ固執するって感じで、ロロもコードギアスという作品内では深い意味があるアイデンティティロストキャラであることが示唆されてる訳です。

 で、偽りの1年は旧生徒会メンバーからすれば偽物の時間なんだけど、ロロからすると自分を同定する軸を得た大切な時間にもなってると、そういうことでしょう、たぶん。

 で、その偽物の時間の間に大事なものを手に入れてしまった……というストーリーラインを、前シリーズで記憶を失ってヴィレッタ的観点からは偽りの時間である千草さんの時間に、扇さんという大事なものを手に入れてしまっていたヴィレッタ(千草)さんとロロとで重ねて描いていると。

 そういったストーリーラインを共有しているヴィレッタさんとロロとをキャラクター配置的に近い場所に置いてから物語をスタートさせているのが大変面白いです。ルルーシュがヴィレッタ先生の誕生日プレゼントを買いに行くという所でそういったロロの内面が垣間見える所を見せる……という構図を今話で描いているのも、誕生日に大事なものを贈ってくれるような存在を偽りの時間に手に入れてしまった(ヴィレッタさんは扇さん、ロロはルルーシュ)というのをヴィレッタさんとロロとで重ねて想起させられるように仕込んでる箇所でしょう、おそらく。

 これは難しいんですが、ヴィレッタさんが千草さんとして扇さんとして過ごした時間は、イレブンとブリタニア人という差別感情で分け隔てられたボーダーを無効化したという作品内でも最作中是の場面なんで、それが無駄だったと落ち着くとは思えないんで、偽りの時間でも意味はある、つまりはロロとルルーシュ(+生徒会)が過ごした偽りの1年にも意味があるという風になっていくんだとは思うんですが、ただやっぱり秘匿と強制意志は作中悪だと思うので(前回の感想参照)、ヴィレッタさんは千草さんとしてではなくヴィレッタさんとして扇さんに何も秘匿せずに会わなきゃならないのだと思うし、ロロも秘匿をやめて生徒会の皆やルルーシュに向き合わないといけないんだと思います。逆に言えば、作中の流れからして、それができるかどうかが、ヴィレッタさんとロロとのハッピーエンド/バッドエンドを分けそうな予感。

 一方で主人公のルルーシュは、着々と強制意志破りに向けて歩を進めていていいですね。

 「いつまでもこのままじゃいけない。全てが終わったら、きっと君を」(ルルーシュ)

 と、強制意志(ギアス)にコントロールされてるシャーリーの解放を誓ったり(二重にシャーリーにかかってるギアスのうち、一つは自分でかけたものですが)、リヴァルやミレイ会長が強制意志にかかってるのに憤ったりと(会長は本当にかかってるのか微妙な気がするけど)、着々と来たるべき自立意志の解放という作品的カタルシスに向かってる感じで、今のところ安心して見てられます(前期は着々と滅びに向かってる感が随所に滲み出てて安心視聴というよりはハラハラ視聴な感じでした)。

 それでも、未だにルルーシュ自身はギアスという強制意志の力を随所で使って物事を攻略しているのが、負の力を使いつつも自分の願いを求道する往年のダークヒーローのノリなんですが、そこは、やがて作中の肝心のキモの所でギアスを使わない意志疎通が決め手になるシーンが描かれるのだろうと今から期待しておきます(前シリーズでは、スザクに強制意志ではなく、スザクの自立意志に託す形で「生きる」ことを求めて、結果ルルーシュとスザクの意志が疎通したstage20「キュウシュウ戦役」の回がこの辺りのテーマの最作中是)。

 シャーリーへの秘匿の解放(ルルーシュとゼロと王子ルルーシュの側面を全部シャーリーが知る時ってことね)と、シャーリーの強制意志破り(たぶんギアス破りのシーンで描かれるはず)とはカタルシス大きそう。今から楽しみです。stage22「血染めのユフィ」の感想の時に書いたけど、ギアス使用済みの面々の意味合いが逆転してルルーシュの救いになるという構図になってこそ、前シリーズでは過去(自らが招いた結果)に破れたルルーシュが、今度は自らが招いた結果に助けられて、打ち勝って終劇するという形で、過程と結果について番組開始前からテーマとしてアナウンスしていたこの物語の構成として美しいと思うので。

◇この感想記事はトラックバックセンターの役割も兼ねています。今話の感想(レビュー、考察、etc、関係する記事なら基本的になんでもOKです)をお書きになった方がいらっしゃいましたら、報告義務とかありませんので、気楽にこの記事にトラックバックして頂けたら幸いです。後日僕の方からも返させて頂きます。色んな感想を読みたい人のための一つのインデックスみたくできたら嬉しいと思います。ご協力頂ければ幸いです。

→R2のBlu-ray Disc版

コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume02(Blu-ray Disc)

コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume01 (Blu-ray Disc)

→R2のDVD版

コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume02
コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume01

→コードギアス第一期のBlu-ray Disc版

コードギアス 反逆のルルーシュ volume02 (Blu-ray Disc)

コードギアス 反逆のルルーシュ volume01 (Blu-ray Disc)

前回TURN2「日本独立計画」の感想へ
次回TURN4「逆襲の処刑台」の感想へ
「コードギアス 反逆のルルーシュ」&「コードギアスR2」感想インデックスへ