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 今週の「魔法先生ネギま!」タイムリーマガジン掲載分ネタバレ感想、211時間目「魔女っコ、マジバトル」の感想です。
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 夕映話はいいですね。ネギのイメージを追う夕映と、ナギのイメージを追うネギとを重ねて何かを表現しようとしてるんじゃないかとは前々から書いてましたが、今回記憶を失ってる夕映を通して魔法世界の昔の大戦の頃のお話が披露された所でちょっと思ったのは、「記憶を失ってる」という部分で、アスナとも重ねて何かを表現しようとしてるのかと思いました。

 アスナも夏休み編冒頭で描かれたような悲劇的な幼少時の過去(今話冒頭で夕映が学んでた大戦の頃と思われる)の記憶を失ってる訳ですが、記憶を取り戻せば幸せが待ってる(想い人のネギを思い出すといった意味で)夕映と、記憶を取り戻せば悲劇が待ってるアスナ、みたいな。

 記憶喪失中の夕映編を他のキャラに比べて尺を取ってやってるのは、その点にある気がする。悲劇的な過去からアスナを救うのは記憶喪失中に過ごした仲間との楽しい時間(3-Aの仲間達を中心に「ネギま!」のこれまでの物語全部)に他ならないと思うので、その記憶喪失中の時間を肯定するのなら、夕映が記憶を失っている時間にも意味があったというのを描かなければならない。それゆえに、記憶喪失中に努力して成長し、仲間と友情を育んでいる夕映というのを尺を取って描いているんじゃないかと。

 記憶喪失中の夕映のライバルキャラに「委員長」が出てきてるのとか、モロでしょう。記憶喪失中の明日菜の時間に、雪広あやかという「委員長」がライバルキャラとしていたのに重ねているとしか思えない。そして雪広あやか委員長こそが実は明日菜の理解者であり救いにもなり得る存在というように、そうやって記憶喪失中にライバルと切磋琢磨したり(明日菜は雪広あやか「委員長」と、夕映は「委員長」と)、友達と友情を育んだり(ルームメイト繋がりで、明日菜なら木乃香とかと、夕映はコレットと)といった時間には意味があったという風に持っていく意図なのだという気がする。

 そう思うと、一見まだちょい役ですが、コレットと(夕映話の方の)委員長はかなりの重要キャラなんですね。仲間再集合編とVSフェイト一味編になると思われる、魔法世界編クライマックスにも絡んできそうなくらいの重要キャラな気はしています。

魔法先生ネギま! 22 (22) (少年マガジンコミックス)

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