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 今週の「魔法先生ネギま!」タイムリーマガジン掲載分ネタバレ感想、214時間目「あなたに会えてよかった」の感想です。
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 ネギと明日菜の再会の場面。ハグしてそのまま押し倒して抱き合ってる絵はなんかドキドキした。

 こういうのは直前に明日菜がナギの方を幻視してるみたいな演出が効いてるんだと思う。ネギにナギを重ねてしまうエヴァ様(今はネギをネギ個人として見てるのが強調されてるけど)がナギの息子であるネギを養育(笑)してるという部分になんかエロいというか倒錯的なドキドキを僕はたまに感じるんですが、それと同種で、本当はナギと抱き合いたかったの?ネギと抱き合いたかったの?的なシチェーションが今回のネギと明日菜の抱擁シーンにもあるからちょっとドキドキするんだと思う。

 で、真面目な話としては、これから明日菜の過去、記憶にスポットがあたって、記憶喪失以前のアスナ・ウェスペリーナ・テオタナシア・エンテオフュシアとしての明日菜と、記憶喪失後の3-Aのみんなと一緒の明日菜と、どっち?みたいなお話になっていくんだと思うんだけど、そういった二人の明日菜の、それぞれのヒーロー(ヒロインのお相手という意味で)が、ナギとネギに対応するんだよね。その辺りを、ビジュアル的な面で今はナギの変装をしているネギと、普段の子どものビジュアルのネギとを使い分けて表現していくんじゃないかと思う。ナギもネギも明日菜の大事な人だ(だった)と思うんですが、記憶喪失以前の明日菜と記憶喪失後の明日菜との間にアイデンティティの二重性が出てくるほど、記憶喪失後の明日菜の想い人である(恋愛感情なのかお姉さん的感情なのかは置いておいて)ネギと、記憶喪失以前の想い人である(幼明日菜→ナギの感情がどういうものだったかまだ明示はされてないけど)ナギとが同じ姿をしているというのは明日菜の心理を揺さっていくんじゃないかと。こう、もうシチェーションだけでグっときてます。

 ナギは明日菜にとって過去の人で今はネギなの!というのなら分かりやすいんだけど、たぶん無自覚にしろ過去のナギへの想いも今の明日菜のあり方・生き方に影響してるんだよなぁ。その辺りは、記憶を失った夕映が無自覚ながら記憶喪失以前のネギへの想いに引っ張られて成長していったように。だからこそややこしいんですが、だからこそ、ひじょーにドラマチックな感じです。

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