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真・小狼、真・さくら過去編。今回は、やがて訪れるだろう過酷な出来事の前の日常パートって感じでほんわか読めました。小狼×さくらいいよねー。
真・小狼に真・さくらが花かんむりをかぶせる所は、5巻のChapitre.33「嵐の夜」に既知情報として写身小狼Verが描かれていて、その時桃矢兄さんが「違和感」を感じたって言ってるんだよね。これがおそらく、真・小狼時に一度見たシーンなのに、時間巻き戻し後は小狼が写身小狼に入れ替わっていることから来る「違和感」だったと思われる訳で。
158話ぶりの伏線回収。相変わらずの超長期構成っぷりと、それを実現化するパワーに驚いています。長編と言っても書き終わるまで作者のコントロールがある程度効くミステリ小説なんかと違って、人気に左右されてタイムリーに送り手側の計画の更新が要求されるであろう週間漫画連載でこういった超長期伏線回収を実現できるっていうのは凄いよなー。
あとは、
「でも、私の名前は……」(真・さくら)
ってことで、真・さくらには「さくら」の他に本当の名前がある、厳密には真・小狼のお母さんのCCさくらちゃんの多次元同位体ではないのかもというのも匂わされました。これは良かった。真・小狼、お母さんを好きになっちゃってるじゃん!マザコン!?とか実はちょっと思っていたので、CCさくらの小狼&CCさくらちゃんの恋愛のリフレインだけじゃなくて、真・小狼、真・さくらそれぞれに本当の名前がある、「個」としての恋愛なんだと安心しました。
それから、未来視以外の植物や水の声が聞ける真・さくら(&写身サクラ)の能力が今回ピックアップされたのは、この能力が最終章で何か役割を果たす前フリかなー。未来視の力に比べて、前もって紹介はされていたけどあんまりピックアップされてこなかった力を敢えてここで確認してる印象なんで。前回、断絶を超えるモノもある!っていうのを作品として描いている印象を受けるって書いたんですが、この能力が真・さくらから写身サクラに受け継がれているっていうのも断絶を超えている感じです。
次号から31号まで休載。待ち遠しいですが、準備万端で最終章に望んで欲しい感じです。
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真・さくらにも真名があるのね。真・小狼ともども、作中で明かされなくてもいいけど、どんな名前だろ。
案外、
「じゃ、読者のみなさんのお名前でも入れておいてください」
なんて落ちを用意してるんじゃないだろーな。
>恋愛のリフレイン
マザコンて、あーた(笑)。でもそこは読者の足を掬われそうなところではありますね。
「あの『さくら』を大事に想ってたのはおれじゃない、お前だろ!」
…でしたっけ?この真・小狼の台詞があるから、そこは迷いませんでしたが。さくらに恋愛感情を持ってたのは写身の方だったはず。