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 『コードギアスR2』第10話「神虎輝く刻」の感想&トラックバックセンター記事です。
 前回第9話「朱禁城の花嫁」の感想&トラックバックセンター記事では、3600PV/WEEK超えのご好評を頂いてありがとうございました。前シリーズでの運営経験を生かして、TBセンター記事は早めに立てておきますので、今回も感想記事を書いたブログ管理人の方はふるってトラックバック頂けたら幸いです。なお、記事中はネタバレが前提となりますことをあらかじめご了承下さい。
 ◇

<追記:感想アップしました>

◇以下本編感想◇

 「これも、ルルーシュ」(アーニャ)

 ルルーシュの三つの側面、ゼロとしてのルルーシュ、皇子としてのルルーシュ、学生としてのルルーシュ。三つの側面を持つルルーシュなんだけど、どれが本当のルルーシュなんだろう?あるいは全てをひっくるめてルルーシュでしょ、というこの物語のコア、未だ顕在でした。

 ゼロとしてのルルーシュが中華連邦で大暴れという所が中心のお話だったんだけど、アーニャの携帯写真の中に皇子ルルーシュの写真があって、未だに皇子としてのルルーシュもキーなんだというのを強調していました(この時の「これも、ルルーシュ」のアーニャの台詞が、ラストの仕掛けの伏線な訳ですが)。

 そして、ラストは中華連邦で大暴れしてるはずのルルーシュが、学生ルルーシュとしても同時に存在している!というサプライズ引きで、学生としてのルルーシュも引き続きキーなんだと示されました。

 複数の側面を持つルルーシュのうち、どれが本当のルルーシュなんだろう?という問いかけは、象徴的な意味でこれまで示唆されていたんですが、今回のラストで物理的な意味での問いかけ要素もミステリの方向で加わったという。

 ただ、はじめてこの手のトリックを体験した方はビックリしたかもだけど、ある程度ミステリ慣れしてるというか、特に最近の縦横無尽な新本格とかの耐性がある視聴者としては、そういう要素も入れるんだ!くらいの印象でした。

 もともと、革新的なワンアイデアで勝負という作品ではなくて、既存の色んなエンターテイメント要素を上手い具合にごちゃまぜにした良くできたおもちゃ箱みたいな作品というのがコードギアスの印象だとずっと言っていた訳ですが、そういった既存の面白要素の中から、上述したようなミステリ要素も今度は入れてみましたという印象を受けました。

 同時に存在できないはずの二つの場所に、一人の人物が存在している!という謎は、わりとミステリであるんですよ。そのトリックも、すごい広範囲に渡ります。

 具体例として作品名を出すとネタバレが過ぎるので出しませんけど、例えば、

●仕立て上げのトリック

 今回の例で言うなら、電話を受けとっていた学生ルルーシュが、本物らしく仕立て上げられていたパターン。どういうシチェーションでその仕立て上げを実現するかがミステリ的には見せ所な訳ですが、コードギアス内には超常の力もあるんで、わりと簡単にできそうな感じです。

 あるいは、

●すごい物理トリック

 これは、何か凄い方法で、中華連邦とアッシュフォード学園をルルーシュが実際に移動していたパターンですね。疲れそうです(笑)

 他にも、

●読者(視聴者)の主観に仕掛けるトリック

 叙述トリックタイプのやつですね。人物Aの描写だと思って読んでいた文章が、実は人物Bの描写だった!みたいなタイプの。今回ので言うなら、視聴者が中華連邦で活躍しているルルーシュだと思っていたゼロは、誰か別の存在だった的なヤツです。

 他にも色々ありますし、あとそれらが複合してるタイプのとかもあるんですが、結構、どれでもいける気がするんですよね。その辺りはミステリ作品ではなくて、敢えてジャンル名をつけるなら「盛りだくさんエンターテイメント作品」みたいなのがコードギアスだと思うんで、どうとでも調理できるし、どう調理されて説明されても、僕は普通に受け入れられそうです。

 ◇

 他には今回はルルカレでしたね。

 第一期では結果のために切り捨てる描写が多かったルルーシュが、R2第2話で自分で切り捨てるという発想ではブリタニアには勝てないと言ってる辺りからはじまって、R2では何かと切り捨てないというのが修正パラメータとして顕著なんですが、そういう訳なんで、絶対カレンを切り捨てたりはしないんですね(ルルカレな人なら、LOVE要素もあっただろと解釈すればなおヨシ) 。

 囚われたカレンにかけるマジもんのルルーシュの言葉と、それを聞いて「ルルーシュのやつ……」とか言うカレンの表情の所とか、ごちそうさまでしたという感じでしたね。

 そして、C.C.がなんだかめちゃめちゃカレンに対してツンデレモード的に心配してるのね。普段は表面上仲悪いのに(ツン)、第6話の「カレン、頼む」の所とかといい、いざという時はものすごくカレンを信頼していて、今回もディートハルトの進言に対して複雑な表情を見せて、ルルーシュがカレンを切り捨てないと判断を下した所ですごいホッとした表情をC.C.は浮かべている(デレ)という。

 第一期とR2の間にC.C.とカレンの間にどんな物語があったのか明らかにされてないんですが、C.C.は結構カレンが好きっていうのはいいなぁ。ルルーシュという「共犯者」はいても、同性の「お友達」はいなかったC.C.だと思うんで、カレンがそういう人になってきたのだとしたら、わりと重要そう。第一期のマオ編辺りで描かれていたように、かなり長い時間C.C.は孤独に過ごしてきたみたいなんで。ああ、だから今回、「昔ちょっとな」的なC.C.の語りが一瞬入ってるのか。昔中華連邦に来た時は、孤独なままマオを拾って自分を慰めて、結果として第一期のマオ編ラストみたいな悲劇エンドになっちゃったんだけど、今回は少なからず仲間と一緒に来てるから孤独じゃないという。ルルーシュは別格で、上で書いたようにカレンにも友情のような信頼を寄せはじめているようだし、後、結構玉城とかのこともC.C.好きだと思うんだよね(笑)。

◇この感想記事はトラックバックセンターの役割も兼ねています。今話の感想(レビュー、考察、etc、関係する記事なら基本的になんでもOKです)をお書きになった方がいらっしゃいましたら、報告義務とかありませんので、気楽にこの記事にトラックバックして頂けたら幸いです。後日僕の方からも返させて頂きます。色んな感想を読みたい人のための一つのインデックスみたくできたら嬉しいと思います。ご協力頂ければ幸いです。

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