本日発売の、『劇場版空の境界』第四章・第五章主題歌CD「sprinter/ARIA」の感想です。
記事中で第五章のネタバレをしてるので注意。
事前情報でタイトルを聞いた時から予想してはいましたが、フィーチャリング臙条巴な一曲でした。
第五章の核心、ラスボス荒耶宗蓮を破ったのは両儀式ではなく、式が到着するまでの数瞬の時間を稼いだ凡人の臙条巴!というのがみっちり歌詞に詰まっておりました。これは是非劇場で聴きたい。
頭の中の理想の人間像を追うが故に現実の人間に絶望して根源を求めて生きてきた荒耶宗蓮の「永遠の時間」を、現実の取るに足らない凡人である臙条巴が生み出した「一瞬」が打ち破るというのが第五章の全てなので、
それはたった1秒で超える永遠
このフレーズは熱いっスね。
これもこの前『Fate/Zero』の感想で書いた、「その瞬間の出会いが、一生を照らし続けることもある」だよなぁ。式と巴の出会いは一瞬のことなれど、荒耶宗蓮の永遠を打ち破るに足る輝きを持ったものだったという。
全然ジャンル違うけど、『ダイの大冒険』ラストバトルのポップの「閃光のように」に通じるモノがある。
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『劇場版空の境界』第三章「痛覚残留」のDVD初回限定版に付いてるミニパンフに載ってる梶浦由記さんのインタビューがいいんですが、第一章の完成を観て、
つくづく「大人の本気は怖い」と思い知りました。(笑)
とか梶浦さん答えてるんですが、いや、Kalafinaも梶浦さんも十分怖いよ!
元から原作のファンで、鬼のように読み込んでるらしい>梶浦さん
全力で『空の境界』の主題歌を作るという難題の最適解を導きに行ってるのが伝わってきます。本気で解きにいっている。本当に大人の本気は怖い。
sprinter(初回生産限定盤)(DVD付)
sprinter/ARIA
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