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 今週の「魔法先生ネギま!」タイムリーマガジン掲載分ネタバレ感想、222時間目「ネギVSフェイト」の感想です。
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 予想通りフェイトの提案をきっかけに、ネギは「明日菜かみんなか」という選択を迫られる形に。

 今回ではまだ「魔法世界に来ている3-Aメンバーの安全な帰還か、明日菜か」くらいの選択だけど、ここから発展して、「世界のみんなか、明日菜か」くらいの選択になっていくんだろうなぁ。それでどちらかを選べという正義に対して、全てを飲み込む闇属性が本然なネギは両方助けたくて葛藤していくであろうという。

 あとフェイトの語りの途中で、刹那が明日菜のことを語ってるんだと気付いたっぽいのはポイント高い。前に書いた通り、ネギま作中では「悲劇的な過去」をキーに、ネギ(とアーニャ)、エヴァ、刹那、明日菜の四名が同項的にピックアップされていて、「悲劇的な過去」を持っているからこそこの四名がお互い同士を救い合っていくという構造があるので(自分が異種族である刹那の引け目を京都編ラストで無効化したのは明日菜、エヴァの過去に対してそれでも大丈夫と言ってあげたのも明日菜)、「悲劇的な過去」ラインナップの刹那がここからようやく悲劇的な過去話に突入していきそうな明日菜の事情に(ネギ以外で)真っ先に気付くというのは上手い。

 そして、フェイトが語る記憶喪失中の学園での明日菜の時間は無意味だったという語りは、ずっと続いている「過去の時間(ネギならお父さん、明日菜ならアスナ・ウェスペリーナ・テオタナシア・エンテオフュシア)VS3-Aでの時間」という主題に関して、3-Aの時間は無意味だったとする主張。そこに、同じく記憶喪失中でも頑張って成長してきたユエの物語なんかが絡みつつ、フェイトが言う偽りの時間は本当に無意味だったのか?っていう話になっていくのであろうという。

 色んな要素が凝縮されつつ加速していく感じで面白いです。

 やっぱり、悲劇的な過去に向かう明日菜を、例え代案として「世界のみんな」があげられるくらいになろうとも、かつて明日菜に救ってもらった「悲劇的な過去組(ネギ、刹那、エヴァ(本人はいないけど、彼女の闇の力を使うネギという形で間接参戦))」が今度は逆に明日菜を救うために頑張る、記憶喪失中に構築した3-Aの仲間達との関係は無意味なものではなく、そんな仲間達もまた明日菜を救うために頑張る……って展開ですかね。想像してるだけでだいぶ熱いですが。

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