ブログネタ
コミケ・同人誌 に参加中!
 3日ほど夏コミ合わせで行ってきた上京旅行のオフレポです。例によって激しく内輪ネタばかりの身内用の記事なのはご容赦です。箇条書きであんまり面白くないかもなのもご容赦です。
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●8月15日(金)

・最初にお会いしたのはlogさん。九州の牛の話などをしながら待ち合わせ場所で霧生さんを待つ。
霧生さん到着。頒布物をバッグに詰め込んでの北海道からの到着なので、重いーと、最初からダメージを負ってる感じでやってくる。ちなみに僕はこの人が余裕の表情で登場した場面に出くわしたことがない。
・「別に太ってないじゃないスか」と言ったら、「東京に来ると痩せる。東京の鏡はきっと痩せて映るようになっている」というようなことを仰ったので、「いや、その理論はおかしい」と言っておく。
・居酒屋までの移動中、「東京はやっぱり人多いっスねー」「そうですねー」とか僕と霧生さんが話してたら、都会人logさんから「今日は人少ないほうですよ」と言われる。東京、恐ろしい場所。
・三人で居酒屋で歓談。まったくお酒が飲めない僕と霧生さんなんですが、logさんは飲まないだけで飲もうと思えばだいぶ飲めるという事実が発覚。ア、アルコールありのオフ会も今度は検討してみよう。
・logさんが最近リボーンの雲雀にハマってるので、この時発売していた最新号の展開の話などをして燃える。
・『初』のデザインすごいっスよねとか、各々の活動の展開の話とか同人活動の話などをして過ごす。わりとクリエイティブな方向で話したりな感じ。やっぱりこの日会ったのは創作活動仲間なんだよなー。
・一時調子悪かった霧生さんがこの日はむしゃむしゃ食べていたので安心する。居酒屋だけど、食べる会。
・その後は、三人で『劇場版空の境界』第四章を見る。感想は後で書きますが、やはり面白かった。四章から初視聴の霧生さんも面白かったーと言っていたので、大変良かった。コミケ帰りな感じの人も散見されたりで、コミケ上京→『劇場版空の境界』のオタクの黄金ステップな感じ。
・ホテルに戻って、明日の話の種にと、企画屋パッションベジタブル様の『みかえるそうる』(霧生さんがイラスト担当してた作品)をI-PODで聞いたりしながら、眠る。

●8月16日(土)

・午前中は有無のムーさん達と会合。メンバーは、ムーさんYukimiさん秋穂さんTamoさん774さん、あゆみんさんと僕の6人。『』&『週刊少年打ち切りジャンプ』関係者の裏打ち上げオフ会ですね。ムーさん噂通りのナイスガイだったよ!
・僕はイベント当日は直接参加してなかったので前日の様子を聞いたり。
「あまりに濃い一日だったのでどこから話せばいいか……」
「クライマックスからお願いします」
「ムーさんが落ちました」
エー。
・真相はどこかのオフレポで明かされるかも。
・『初』参加者で直接面識がある人の他に、気になってる方いますかと聞かれて、架神さんですねと答えたこともあり、架神さんエピソードなんかを聞く。呼び込みをやってた架神さんが、『打ちジャン』の呼び込みで、「『グラン・バガン』入ってます」と言う所を、「『グレンラガン』入ってます」とつい言ってしまって、そのうちそれでいーや的になったという話が一番面白かった。ちょ、それ詐欺。
いずみのさんも来てましたとか、気を使って頂く。あー、確かに一度お会いして『漫画をめくる冒険』の感想を直接伝えてみたいというのは夢です。
・さてムーさんですが、僕とムーさんは今回直接会うのは初ながら、その関係の発端をどこから語ればいいのか……。実は、WEBを通してはYukimiさんよりも古くからの知り合いです。お互いがお互いの前サイト&前ハンドルネームを知っていたりします。まだお互い今から比べればもの凄く低い次元で、覚え立てのHTMLで謎サイトを更新していた頃に、七瀬さんの旧サイトを通して知り合った時以来です。お互いまだ学生だったとか、それくらい昔。
・話脱線ですが、ムーさんが七瀬さんのアイドルDVD感想に触発されてたまにそういうの見てると暴露しておられた。限定条件でどこまであざとくいけるか的なギリギリ挑戦具合を楽しむ感じが、『To LOVE る−とらぶる−』的な楽しみ方に通じるものがあると。あー、分かる、七瀬さんのアイドルDVD感想昔から好きなんスよーとか僕も言ってた。謎の影響力を持つ男、七瀬。最近は名護さんネタが面白いです。
・閑話休題。
・壮大な、有無誕生秘話を聞いてしまった。ブログトップに掲げられているコピーに込められた想い、とか。
・境界の無効化。サイトとブログの境界、テキストとイラストの境界、それらの無効化。最初はそういう所から始まった。それから数年が経って、今回ついに、テキストとイラストの境界を越え、小説とか、評論とか、漫画とか、真面目系だとかネタ系だとか、色んなジャンルの境界を越えて、住んでる場所も環境もみんな違うという境界を越えて、最後にはネットだとか同人誌だとか、そんなメディアの境界を越えて、『初』という形で具現化したんだと。
・『初』のあとがきで僕書いたけど、やっぱりジャンプ少年漫画のノリだったんですよ、この企画は。色んな境界を越えて、仲間が集まってくるっていう、あの定番のクライマックス。集まってくる仲間達それぞれに、色んな物語があり、ルーツがあるという面白さ。設定に無理があったり、インフレしたり、ここは俺にまかせてオマエは先に行け!な感じに(制作途中にあったり)なったりしたのも、本当ジャンプ漫画的。
・ルーツと言えば、僕とムーさんが七瀬さんのサイトを見ていたというのもそう。ありさちゃんがカンコンをやっていたのもそう(『初』にはカンコンのチャンプ二人&主催者が参加してるのです!)。スノウムレイディオもそう。『武装錬金』を通して774さんと知り合ったのもそう。色んなルーツが全て無駄じゃない。そして、今回何が起こったのかそんな様々なベクトルが一つの方向に向かいだして、『初』に集結したのだと。
・頂いた『初』は一生の宝物にします。
・全体として、今回の旅のキーワードは、「一瞬で超える永遠」。
・1億部売れた本よりも大事になる数百部の仲間と共有した本があり、どんなに長い人生よりも、生きていて良かったと思える一日があると、こういう実感が持てるというのは希有なことのように思う。
・前サイトの名前の由来を指摘してみたら、「今気付いた!」とムーさんがショックを受けておられた。し、深層心理に踏み込んでしまった(;´Д`)。うっかり何かをCrashしてしまった(;´Д`)(←分かる人だけ分かって下さい)
・Yukimiさんは相変わらずでした。『打ちジャン』を作るにあたって、打ち切り漫画を買いまくって読んだとのこと。あれ、全部原典を踏まえた上で書いてるんですよ。凄すぎる。
・バカだと言われるのは褒め言葉だとムーさんもYukimiさんも捉えてるみたいなんで言いますけど、本当この人達バカなんじゃないかと。グリード様ペーパークラフトとか、バカなんじゃないかと
・でも、打ちジャンのコンセプトは素晴らしいです。絶賛してます。どれか一作品でも思い出の打ち切り漫画に出会えるように幅広くカバーしたという愛が素晴らしい。帰ってきてから僕の姉さん(←ライト目だけどジャンプ歴長し)に見せましたが、ソドブレにはピクリとも反応しませんでしたが、尾玉なみえ先生には超反応してました。ああ、Yukimiさんが言ってたことはこういうことかと分かった瞬間。
・カレー屋とカラオケボックスをはしごしてひたすら喋りまくってたんですが、これは贅沢な時間だった。ムーさんとYukimiさんが、僕(とその場にいた参加者)のために生スノウムレイディオを目の前でやってくれてるようなもんですよ。これも一瞬で超える永遠。MP3化すればラジオはいつでも聞き返せるかもしれないけど(それこそ永遠にね)、今、この瞬間のムーさんとYukimiさんのネタは、その場で消えてしまうけど、強力に面白かった経験として永遠に劣らないその場の一瞬の輝きを持っている。
・秋穂さんとは今回もちょっとしかお話できず。「ごっちゃんの乳首を塗ってる時はどんな感じでしたか?」と聞こうと思って、でもこれセクハラかな?と躊躇してる間に、時間が来て先に旅立たれてしまった。つ、次こそは!
・774さんはおしとやかな印象の方でした。本当失礼極まりないんですが、ムーさんのパピフェスレポで予習した時はもっと怖い人で、僕も「ちょっと表へ出ろ」とか言われちゃうんじゃないかとビクビクしてたんですが、どちらかというと控えめだけどスペックは高いという萌えキャラでした。打ちジャン入稿時にYukimiさんが土壇場ヘルプコールしたという逸話からも、そのスペックの高さゆえの頼られっぷりが伺えます。僕の「虚構へ少年ジャンプ」原稿のレイアウトも、774さんによるもの。本当スゲーよね。なのに、「旅のおしり」とか作っちゃうんですよ。本当訳わからない。
・あゆみんさんは前日の初スペースを手伝ってくださったムーさんのお友達ということで、僕とムーさんで東京某所を歩き回りながら語りまくってしまったんですが、適宜いい感じの距離からツッコミを入れて下さいました。ムーさんは漫画にはツッコむけれど、本体はツッコまれたりもするという萌えキャラです。
・Tamoさんとはこの会合のあと一緒にコミケ会場までご一緒させて頂いたり。サイレンとかダブルアーツとか、わりと誌面後半に載ってる作品が結構好きっスという話をしたら、僕もっスと言っておられました。あと、最近はスケットダンスのジェイソン先生が面白かったという話をしたら、もう(ジェイソン先生を)思い出して笑っていらしたので、これは笑いのツボが同じかもしれぬと思いました。今度からよりみち帳チェックさせて頂きます!
・そんなこんなで『初』『週刊少年打ち切りジャンプ』関係の裏オフ会を堪能し、まあ、また絶対に会うでしょうとムーさんとあつく握手を交わしてお別れ。みなさん本当ありがとうございました。
・午後からはコミケ二日目の会場へ。
・大変暑かったですが、響さんにアスキラ切手を渡す、WAVE様のスペースにお邪魔する、霧生さんの様子を見てくるの三つの目的を無事達成。
・WAVE様の「Songs」。今聴いていますが名盤です。語りきれない想いがありますが、ここで語ると陳腐になってしまいそうで語れません。永遠に比べれば交流した時間は一瞬でしたが、Rioさんと出会わなければ、僕の内面宇宙が同人誌という形で具現化することは無かったと思います。「マーケティングも創作ですよ」と言ってくれた言葉は一生忘れません。
・霧生さんスペースに行って霧生さんから白熊ラーメンを貰ったり(本当、あいばさんには白熊関係をあげておけばまず喜ぶと思ってるな!喜んだけど!)、企画屋パッションベジタブルの甲斐さんと『みかえるそうる』良かったっスよ!というようなお話をして過ごす。『みかえるそうる』にも出演されていた、萌え声(アニメ声)の女性(失礼、名前に自信無し)からあめ玉を貰う。後で霧生さんに聞いた所、彼女の萌え声での呼び込みにスペース前を通ってる人が反応して、霧生さんの無料配布分のゲーム体験版はこの日で全部無くなったとのこと。
・コミケ会場を後にするも、国際展示場駅があまりの人の多さに規制がかかっていて、電車に乗るまで40分待ちとか、すごい状態になる。
・おかげでちょっと疲れたので、次の約束までホテルに一旦戻って休憩。
・夜はlogさんと『劇場版空の境界』第五章初日を観る。感想は後で書きますが、これが凄すぎた。終わった後logさんと、
あいば「凄かったですね……」
log「凄かったですね……」
あいば「本当凄かったね……」
くらいしか感想が言い合えないくらい凄かった。帰りの電車で思わず携帯から自分のブログのコメント欄と瑞希さんのコメント欄に想いを書き殴ってしまうほどに凄かった。圧倒的だった。感動した。泣いた。別格だった。これを超える映画体験にはもう出会えないんじゃないかと、そんな感じでした。この作品こそが、今回の旅のキーワード、「一瞬で超える永遠」だった。繰り返し観られる保存可能なDVDではなく、遠征して公開初日に劇場で初回を観て、その瞬間だけのアレを経験できたというのを、恐らく一生忘れないと思う。
・夜、ホテルに戻り、ムーさん達との出会い、『劇場版空の境界』第五章、の二つで、今回の旅は一生モノになった、もう満足だと思った。あ、そういえば僕のサークル参加本番って明日だったじゃん、とか思いながら寝た。

8月17日(日)

・コミケサークル参加本番。霧生さんとlogさんに手伝ってもらいつつ、自分も買い物したりお話したりと楽しく過ごすことができました。気温も、一日目、二日目に比べて涼しかったです。
・結果としては冬コミの時ほどは売れなかった感じで、ましてや初とか打ちジャンとは部数の観点からは比較にならないくらいこじんまりとしたイベント参加だったんですが、その分、本当に僕の小説が好きだって言ってくれる方と濃く交流できた感じで、これも醍醐味だよなと思いました。冬コミの時もパープルタイズ買ってくれたのに、「装丁が痛んできたから」といって新たにもう一冊買って下さった方がいたり、新作いつも楽しみにしてますと言って下さった方がいたり、全部!って既刊新刊一秒で一セット買っていって下さった方がいたり、あー、幸せなことだなーと思いました。
・色んな方が会いに来て下さったり。
・リューさん。前日にガンダム関係のイベント(?)か何かでガンダムOOセカンドシーズンの新プロモを観てきたとかで、OO話なんぞをしたり。●●が●●に銃を向けるシーンがあるとかそういう話をする。あー、ダブルオーセカンドシーズンも楽しみだなー。
・戦闘勇者さん。はじめてお会いしました。前日ブログに行きますってコメント書き込んで下さっていたのですが、僕がチェックしておらず、普通にサプライズしていて申し訳ありませんでした。燕。さんともお会いしたいなーみたいなこと言ってたので、次の蒼蒼オフ参加者候補です>燕。さん。ブログで出来ないブラックガンダムトークがしたいとか言ってました。戦闘勇者さん腹黒キャラ疑惑。
・ぐらすさん。前回の冬コミに引き続き、新刊を買って頂いて、会場内で読んでその日のうちにその場で感想を伝えてくれるという荒技を今回も慣行して下さいました。しかも、最初の●●な情景描写がテーマの伏線で読み返すとこことここがこう……とか、超深い所まで読み込んで頂いて。あー、もう、ぐらすさんがいてくれる限り僕は書き続けるよ。差し入れもサンキュでした。
ノウライトさん。あー、来ると分かってれば何かネタ仕込んでおいたのに!初対面の緊張もあり、お互いに何のネタも打ち合えず当たり障りの無いお話をしてお別れしてしまった。ちょっと今回後悔が残る所。ノウライトさんが立ち去った後、logさんがブログトップに面白いのを更新してる人ですよね、とか言ってました。ノウライトさん見られてた!
シータさんとYukimiさんも来てくれました。何で二人一緒なのか今イチ意味不明だったんですが、「おっぱいで偶然出会った」とか言ってました。それからずっと一緒に行動してるとか言ってました。ちょ、ムーさん、Yukimiさんが浮気してますよ!クリエイティブシータ路線について話したり、Yukimiさんの感想の素材のボーダレスっぷりについて話したり、差し入れを頂いたり。ウィダーインゼリーセット。超頑張れ!って感じの差し入れです。ありがとうございました。あー、もう何というか、この辺りは大学時代以来できた同年代の友だちって感じですね。院の時は家の方が大変で親しい人が一人も出来なかったので、なんかスゲー嬉しい。
双翼さんとも新刊を交換し、念願のわふーもついにゲットできたり。もうちょっと話したかったですね。仙台のとあるイベントのポスターが双翼さん担当で、いきなりとら仙台店にバーンと貼ってあった時の僕の驚きの話とかもっとしたかった。新刊やわふーはニヤニヤしながら眺めさせて貰っています。ポツポツ大きいことやってて、彼は今後要注目ですよ。
・時間もやがて過ぎ、お別れの時。とりあえず霧生さんが飛行機の関係で一足先にお帰り。今年の冬コミ参加は見送ることになりそうとのことだけど、でもまあ、また会うでしょう。次にお会いするよりも、小説相羽、イラスト霧生の作品がWEB上にあがるのが先でしょうしね。彼女は一人目です。僕がルフィで、彼女はゾロ(女性だからナミか)。また色々作りましょう!
・そして、コミケも終了し、3日間色々お世話になったlogさんともお別れ。お話した通り、『劇場版空の境界』第六章が公開になる頃にはまたお会いしましょう。そしてまた、「凄かったっスね」「凄かったですね」みたいな感想を言い合いましょう。本当お世話になりました。ありがとうございました!
・終わったなーと、差し入れで増えた大荷物を抱えてやっとのことで最後に泊めてもらうniccaっチの家の近くの駅まで来て、一休みして携帯でムーさんのオフレポ(表にあがってるのじゃない方)を見た時、なんだかグっと来て何かが色々繋がった気がした。誰一人として、楽勝の人生で幸せいっぱいなどということはない。日常はツライことも多く、わりとみんな生きてるだけで必死。ただ、それでも自分の内側にある形の無い何かに、一つの方向性を与えたいという衝動が、何か大切なもののように思えた。だから、ツライ日常と平行しながら、創りはじめた。僕も、『初』参加者も、コミケ参加者全員も、たぶんそれは同じ。そうして生まれた非日常の3日間は、必ずそれから繋がる日常の糧になっていく。『初』に寄稿した「虚構へ少年ジャンプ」って言う文章を書いた時から、なんとなくこの三日間がこういう大事な時間になることは予見していたのかもなんて自分で思う。
・そんな三日間から帰ってきた僕は、また日常の続きを書きます。お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。

P.S.今回の夏コミで頒布した僕の新刊&霧生さんのイラスト集の通販を早速開始させて頂きました。会場には来れなかったけれど、興味あるという方は、是非こちら(↓)の通販をご利用下さい。

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