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 今週の「ツバサ」。マガジン雑誌本編のタイムリーネタバレ感想、Chapitre.197「二つの生命」の感想です。
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 扉絵が一番印象的でした。

 前回「一瞬の迷い」を見せた真・小狼に対して、飛王は自分の願いのために揺るぎなく迷わない状態になっているという。

 で、ループする玖楼国の住民を見捨てて真・小狼が行進を開始した時に、飛王はこれで真・小狼も自分と同じだ(おそらく自らの願いのために他者を捨象することに迷わなくなったという意味と思われる)というようなことを言う訳ですが、これはどうなのかな。

 迷いもまた人間性だろうという一般論の他に、サクラ原理主義が何となく危うかった写身小狼のその感情が羽のために刷りこまれた虚構のものだったとひっくり返されたように、現在の真・小狼の「願い」に一途な姿勢もちょっと危ういかもと感じていたり。

 飛王も真・小狼も同じだったではラストに弱いので、どこかで二人は違っていた、その違いが生まれた源泉が作品の最後のキーになると思うんですが、この辺りの迷いや弱さの受容から生まれてくるのかも。

 今回の、力及ばなくて大事な人を守れず、それをきっかけに力に傾倒するというのは、思いっきり近年の作品のネガティブ主人公のパターンだからなぁ(;´Д`)

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