
「何がまぼろしよ バカなの!?」(神楽坂明日菜)
魔法世界編開始前の、千雨のネギに対するお父さんと向き合わなくちゃダメなのか、まほらで楽しい学園生活やっているだけじゃダメなのか?という問いへのアンサー。この前千雨も、この魔法世界も現実(リアル)だ!って結論づけていたので、ネギチームは全員こっち側に来た感じですね。
表面的なフェイト一派とネギ一派の対立構図だけじゃなくて、「遠い世界のこと、遠い世界の人は自分とは無関係VS遠い世界のこと、遠い世界の人も自分の身近なモノとして感じられるリアル」っていう考えた方の対立構図がずっとある魔法世界編です。
ネギ一派はみんな後者の立場に落ち着いた訳ですが、これは魔法世界編のみならず、ネギま!全編にかかってくるテーマだと思ったり。
どちらかというと前者側にいたのが昔の千雨で(ネットの向こうは遠い世界でリアルと使い分けていた)、後者側が明日菜。
特に明日菜は排斥されがちな、遠い世界の人、異種族である刹那やエヴァが抱えていた壁を天然で突破していって無効化するキャラとしてずっと描かれていたので、今話で、
「何がまぼろしよ バカなの!?」(神楽坂明日菜)
が出てくるのもきれい。刹那の時、エヴァの時と同様、その壁が無いって言い切れる点にまったく根拠は無いんですが、ここは根拠が無いがゆえに感動する所。可愛いとか萌えとか以前にもはや神々しい。ヒジョーに魅力的なキャラクターだと思います。こういうの見せられると、31人全員ヒロインというコンセプトがありつつも、別視点でメインヒロインは明日菜なんだなーとしみじみしてしまうのでした。
DVD付き初回限定版『魔法先生ネギま! 24巻』
DVD付き初回限定版『魔法先生ネギま! 25巻』
→前回の感想へ/次回の感想へ
→クーネギ推奨!ネギと結婚するのは古菲説・まとめへ
→「魔法先生ネギま!」マガジン感想のインデックスへ
→『魔法先生ネギま!』/コミックス感想のインデックスへ