コードギアス 反逆のルルーシュR2／感想＆トラックバックセンター／TURN24「ダモクレスの空」

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コードギアス　反逆のルルーシュR2 に参加中！

　『コードギアスR2』第24話「ダモクレスの空」の感想＆トラックバックセンター記事です。
　前回第23話「シュナイゼルの仮面」の感想＆トラックバックセンター記事では、6800PV／WEEK超えのご好評を頂いてありがとうございました。前シリーズでの運営経験を生かして、TBセンター記事は早めに立てておきますので、今回も感想記事を書いたブログ管理人の方はふるってトラックバック頂けたら幸いです。なお、記事中はネタバレが前提となりますことをあらかじめご了承下さい。

　◇

＜追記：感想アップしました＞

◇以下本編感想◇

　「お兄様、私にもギアスを使いますか？」（ナナリー）

　あー、いいですね。しみじみとして見てました。色んなものが丁寧に収束していく感じです。

　と、しみじみしつつ、とりあえずルルーシュ、スザク、ニーナ、（ユーフェミア）でのフレイヤ破りが最高に熱かった。ラスト２はこうでなくては。作中否の最たるものであるフレイヤを、ナナリーが使ってしまっているという状況をなんとか覆したい訳なんですが（これはルルーシュ達も、視聴者も）、ユフィを媒介に罪人三人が結託して打ち破るというのが最高に熱かった。もう、最後のニーナの「ユーフェミア様！」の所とか、ユフィの力も加わっているようで、作中で「赦し」を体現していたユフィが、この罪人三人を後押ししているようで、ストレートに感動的だった。

　そうして罪まみれのルルーシュと、自分では手を下さないゆえに表面的にはきれいなシュナイゼルというセミファイナル決戦に流れ込んでいく訳ですが、そこでルルーシュが勝てた要因、シュナイゼルとルルーシュを分けたパラメータが泣かせます。

　「あなたは今日という日で世界を固定しようと考えた。だが、変化なき日常を生きているとは言わない。それはただの経験だ」（ルルーシュ）

　ここで、何でこの台詞をシュナイゼルにルルーシュが叩きつけられるかと言えば、これはもう、ルルーシュはC.C.の哀しみを知っているからなんですね。

　「さあな、ただ経験という積み重ねはもうおしまいにしようと思ったんだ」（C.C.）

　悠久の「経験」だけの時間を過ごしてきた哀しい女性の存在を知っているから、それを世界に強要しようとするシュナイゼルをルルーシュは否定する。

　そして炸裂する、

　「それが皇族という記号で世界を見下して来た、あなたの限界だ！」（ルルーシュ）

　か、カッコいい。ルルーシュ自分で言うな！って感じですが（笑）、ここからのルルーシュ演説のバックに、ルルーシュの敵キャラだった登場人物も含めて、必死に色々なものに抗って、時には罪を犯し、それでも生きて……という人達のシーンがだだーっと流れていくのね。

　ルルーシュの49話分の物語は無駄じゃなかったのだとしみじみです。三面性の部分もかかってくる所でしょうね。皇族という側面だけから手を汚さずに世界を支配しようとしていたシュナイゼルは、学生、反逆者、皇族、全部やって、手を汚しながらも今やAllに至ろうというルルーシュには勝てないという。

　よく言われる「温室の花よりも雑草の方が強い」って話ですが、ここもストレートに感動的だった。

　そしてそして、ここまで濃密な対決すら、まだセミファイナルというコードギアス仕様。

　最後のファイナルは、まさかの、そして、やはりのこのカードだった。

　ルルーシュVSナナリー。

　「お兄様、私にもギアスを使いますか？」（ナナリー）

　R2第6話の構図（R2第6話「太平洋奇襲作戦」の感想参照）をリフレインさせる、強制意志VS自由意志の最終決戦。

　ついに訪れた、ユフィ、（シャーリー）に次いでの、三人目のメインヒロインナナリーの、明確な自らの自由意志によるギアス（強制意志）破り。開かれる瞳。

　強制意志（シャルルのギアス）を自由意志で破りつつ、自分に強制意志（ルルーシュのギアス）をかけるかどうかまで、ルルーシュの自由意志に委ねるという、神シチェーション。作中の自由意志を体現したナナリーの、頂点の一撃。対する強制意志（ギアス）を利用してゼロレクイエムを成そうというルルーシュは？という所で、次週最終回。

　「他者がいるから自分を同定できる」っていうコードギアス。哲学的なんだよなー。ついに、一番大事な他者（ナナリー）から観測される形で（瞳が開いた絵で表現）自分の同定を受けたルルーシュは、それなのにともすれば、その一番大事な他者の自由意志を踏みにじって（ギアス使用）ことを成さねばならない。ナナリーにギアスをかけた時が、自分を同定してくれる一番大事な他者を失って、再びアイデンティティロストエンドな訳ですが、気になる最終回サブタイは「Re;」。

　もう何も言わず、正座して視聴します。

　最高の結末を、信じている。

◇この感想記事はトラックバックセンターの役割も兼ねています。今話の感想（レビュー、考察、etc、関係する記事なら基本的になんでもOKです）をお書きになった方がいらっしゃいましたら、報告義務とかありませんので、気楽にこの記事にトラックバックして頂けたら幸いです。後日僕の方からも返させて頂きます。色んな感想を読みたい人のための一つのインデックスみたくできたら嬉しいと思います。ご協力頂ければ幸いです。

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