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これまで出ていた情報から推測できた通り、やはり真・さくらが死ぬギリギリまでいって、真・小狼が時間を巻き戻したということみたいです。
完全に死ぬ所まではいってないからジャッジが難しいですが、「甦生」と、「次元の理を歪めること」はツバサ&XXXHOLiCでずーっと色々なエピソードを通してやってはいけないこと、できないこととして描かれてきたことだったので、他ならぬ主人公の真・小狼がやっていた(あるいはそれに近いことをやっていた)というのは、こう、これもツバサで何回も使われてきた「反転」の展開ですよね。
ただ、一方で最終章に入ってから、ツバサ&XXXHOLiCで「親と子の絆」っていうのを、ともすれば次元や時間すら超える尊いものだって描いてるフシがあるのですね(作品として『CCさくら』と繋がった頃からですが:先週もサブタイの「生き抜く力」をパパ小狼が真・小狼に伝えたというお話だった)。
例えば、XXXHOLiCの今週のヤンマガでは、四月一日くんの躰の記憶に残っている両親から受けついだ「料理」に関する技術についてフォーカスがあたったり、それと平行描写で、先週のツバサでは真・小狼がパパ小狼から受け継いだ「料理」に関して言及していたり。
と考えると、今回の真・さくらママが命を賭して娘が死ぬ前に時間を止めるっていう行為をやるっていうのは、これはやっぱり子を想う親の気持ちであって、それはここしばらく描かれてきた、「親と子の絆の尊さ」描写に入るよな、と。
XXXHOLiCの方でだいぶ前から伏線張られていたように、四月一日パパママも四月一日を生かすために何かをして命を失ったフシがあるので、こう、やっぱり子を想う親の気持ちですよ。
次元の理を歪めるのは悪いことかもしれないけれど(「紗羅の国編&修羅の国編」ラスト辺〜ピッフル国編冒頭で写身小狼の口から疑問符を提示する形で描かれていた)、でも子を想う親の気持ちを悪いことだなんて否定できるはずもなく。何が正しいって断言できない辺りが、物語の深みになっていると思うのでした。
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