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 『哲也』なんかで有名な星野泰視さんのマガジン新連載、『弑逆契約者ファウスツ』の第1話が面白かったので簡単にネタバレ感想をば。
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 天才数学者の少年二人がメインキャラというだけでかなりピクリとくるものがあったのですが、色々とモチーフを考えながら読んでいくのが面白いです。

 「ファウスツ」って複数形になってるのは多分ファウストな感じの少年二人って意味で複数形なんだろうし、「数学」っていう題材からは「ラプラスの魔」も思い起こされますし、「聖書」の知恵の実の話にフィクションを付け加えたものが何かしら作中で重要な意味を持っているのもそうだし、つまりは、全部「人間のあくなき欲望」っていうか過ぎたる上昇志向みたいなものをモチーフに使ってるってことなんじゃないかと。

 で、第1話から出てきた「不死の研究」はど真ん中で人間の欲望や過ぎたる上昇志向の最右翼な訳で。

 オーソドックスには不死否定派と不死肯定派でぶつかっていきそうなものなんですけど、「ファウスツ」と複数形な所とか、第一話の展開を見るに、不死肯定派のまま、二人であくなき欲望と過ぎたる上昇志向を掲げて神の領域にガンガン突っ込んでいく反社会(っていうか反常識)路線になりそうな気も。結構後者の展開の方が面白そう。

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 最近マガジンの新連載面白いなー。「零」、「ゼロセン」と、着実に読んでる連載が増えてきている。西山先生の「純情カレンな俺達だ!」も引き続きホクホクと追いかけていたり、です(^^;