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機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 1  「私は超兵。戦うための存在。そんな私が人並の幸せを得ようとした。その罰なのですか。大佐」(ソーマ・ピーリス)

 『機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)セカンドシーズン』の視聴ネタバレ感想、第05話「故国燃ゆ」の感想です。
 ◇

 悪逆天上サイド回

 ダブルオーの第一期から続く対比・対立構造を確認すると、

 地上人−天上人
 実感−俯瞰
 ミクロ−マクロ
 死の実感−死の実感無し
 見上げる構図−見下ろす構図

 っていうのがあって、この対立構図がめくるめく入れ替わって正義になったり悪になったりするのがこの作品の面白い所なんですが、今回は完全に右側(天上側)サイドからアロウズが悪役に描かれた回。見下ろす構図で、死の実感が無い機械兵器投下で虐殺とか、アロウズの天上的悪行極まれり。背後にいるのが天上人、俯瞰最右翼のリボンズなのも、今回は完全に天上サイド悪役って感じ。アロウズの所業に怒るライルロックオンのガンダムも見上げる構図で撃ちまくってましたね。

 セカンドシーズンで面白いのは、上述した「めくるめく入れ替わる」って部分に通じるんですが、ファーストシーズンでは地上人として戦っていたライバルキャラ達、ソーマ、ミスター・ブシドー辺りが、立場上天上思想のアロウズに入っちゃってて、自分達との本然とのズレが生じちゃってるのね。だから今回みたいな天上的悪行作戦には、ブシドーとかは離脱しちゃうし、ソーマなんかは真剣に思い詰めちゃうと。

 逆に面白かったのは、Cパートの引きでは、悪役のアリーの方が見上げる構図(地上側)で登場なのね。死の実感を知っているのに殺すっていう、天上アロウズとは別方向の悪役。

 この辺りのめくるめく感じはやっぱり物語に深みが出ていいと思います。今回は天上が悪役だけど、だからといって地上人だったらいいのかっていうのはその辺りも上手く勧善懲悪じゃないように描いていて、世界を知らない沙慈君が無力に地上から連邦の戦艦を見上げるしかないって辺りの図に滲み出ている感じ。この辺りはオープニングが本当良くできてますよね。セカンドシーズンになっても未だに地上人の沙慈が見上げた先に、セカンドシーズンでは悪行天上サイドのアロウズの人になってしまったルイスが……の辺りとか。

・あとオープニングで好きなのは、因縁の人工生命対決で、死の実感が無い俯瞰天上人として神を気取るリボンズに対して、ファーストシーズンの(特にロックオンとの)物語を経て、セカンドシーズンでは死の実感を持った人間として参戦しているティエリアがちょっと見上げる感じのアングルでカットインしてくる所。

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→前回:セカンドシーズン第04話「戦う理由」の感想へ
→次回:セカンドシーズン第06話「傷痕」の感想へ
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