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けれん味たっぷりに、ラスボス、飛王登場が描かれて最終決戦開始に。
真・小狼の願いが、世界の摂理を壊した、それを写身の目を通して見てきても、願うことをやめなかった、自分と真・小狼は同じという飛王の演説をぶった斬って、黒鋼の一撃から最終戦開始。
引きの「栄光なき決戦」っていうコピーがいい。真・小狼が正義の味方っていう訳でも全然無いんだよね。大事な人の生命と世界の摂理を天秤にかけて、大事な人の方をとったエゴむき出し同士の決戦な訳で、世界を救うためとか、そんな少年漫画のテンプレートにのっとった正義はそこには無いという。
紗羅ノ国編、修羅ノ国編での、過去改変事例も、真・小狼の願いがもたらした次元の歪みの一旦だったと、そういった真・小狼の非正義性を買う役割に。その点であの時過去改変に懐疑していた写身小狼が今立ちはだかっているというのも上手い。考古学、様々な世界の歴史や成り立ちを知るのが好きだったという写身小狼の設定は、ここで、そういった世界の成り立ち・世界の摂理そのものをエゴで壊してしまった真・小狼のカウンターになるためにあった設定だったんだなー。愛する人のために歴史の成り立ちそのものを歪めてしまった真・小狼の写身が、歴史を愛し、同じさくらを愛していた皮肉という、切ない神シチェーション。
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