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『機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)セカンドシーズン』の視聴ネタバレ感想、第08話「無垢なる歪み」の感想です。
今回のハイライトは、間違いなくコーラサワー再登場。これまでの話数でアロウズの非人間っぷりが執拗なまでに描写された後なので、バカで人間くさいコーラサワーがマジで希望に見える。四面楚歌のマネキン大佐のもとに、「守りたいからであります」とやってきたのが素でカッコいい。
真面目な話、セカンドシーズンになってから特に人間性というか、人間味というか、無機的なものに対して「人間」っていうのがクローズアップされているので(一番は、人間的な気合いでダブルオーを動かした刹那VS人間いらずの殺戮機械オートマトン、とか)、ここでコーラサワー登場は熱い。ほとんど運で生き残ってきた辺りも、全て計画通りっていうイノベイター連中に対して、読めない不確定要素っぽくて熱い。
人間の定義なんてしょせん遺伝子、無機的に計画を実行するだけっていうリボンズ・リジェネらに対して、ロックオンの人間味にあてられてすっかり人間くさくなったティエリアは対立するって辺りの構図も、この「人間」が主題のお話に繋がってくる所だと思ったり。
今話ラストにリジェネがしっかり言語化して、イオリアの計画(統一後の宇宙進出まで)VSガンダム(統一前までの予定だったのに、イレギュラーに今も存在・だけどイオリアが入れ込んでいたフシがある)、いったいどっち?みたいなことを言ってましたが、これも、前者が無機的なのに対して、後者が人間的な感じ。
というか、そもそも人間準拠のシステムっぽいダブルオーガンダムの存在があるので、レベル7までの計画より上がやっぱりあって、そこはイオリアも人間を信じていたという所に持っていって欲しい感じ(第02話の驚いた描写より、リボンズはダブルオーのシステムを知らなかった)。ファーストシーズンのトランザムの回(その時の感想)の、後は人間である君達に任せるという趣旨のイオリア演説が全部フェイクってことは無いと思うんだよなー。
そして、もしかしたらリジェネはもっと上のレベルまで知っているのかも。というのも、ずっとリボンズの部屋?でも、リボンズを見下ろす構図で描かれていたし、前回の引きのティエリアの前に登場する時も、ティエリアを見下ろす構図、そして、今回ラストも、屋敷(リボンズ、ティエリア含む)を高い所から見下ろしながら色々語っているという。この「見下ろす構図」というのは、ダブルオー的には作中でずっと「掌握している度合いが上」というニュアンスで使われてきたので、リジェネは何か別格で秘密がある感じ。
最後に、王留美は、たぶん人間が嫌いっぽいんですよね。今の世界が嫌いとはファーストシーズン終盤で言語化して言ってたけど、何があったのか、人間そのものが嫌いな感じが所どころから滲み出ているような気がします(だから、人間性が剥奪されてるようなネーナを手駒に好んで使っている)。となると、人間嫌いVS人間賛歌で、前回書いたリューミンラスボス説もある程度いけるような気が。
という訳で、ラストバトルは人間くさいコーラサワーVS人間嫌いのリューミンで決まりだと思います(エー)。
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→前回:セカンドシーズン第07話「再会と離別と」の感想へ
→次回:セカンドシーズン第09話「拭えぬ過去」の感想へ
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