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ツバサ 25―RESERVoir CHRoNiCLE (25) (少年マガジンコミックス)  今週の「ツバサ」。マガジン雑誌本編のタイムリーネタバレ感想、Chapitre.206「今在る未来」の感想です。
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 おおう、ずっと紗羅ノ国編、修羅ノ国編での次元改変を写身小狼が疑問視していたシーンが、時間巻き戻しを行った真・小狼の物語にかかってくるんだろうとは書いていたけど、今話で明示的にファイの口から回想シーン付きで繋がりました。やっぱり重要な場面だったんだなー。

 こうやって、紗羅ノ国編、修羅ノ国編が作中で非常に重要だったのが分かってくると、あの物語にあった、次元改変の他の、もう一つのテーマ、「生命の甦生はアリか?」も、この最終章にかかってきているのが分かります(阿修羅王は夜叉王の甦生を願っていた)。

 あの時、紗羅ノ国編、修羅ノ国編のクライマックスで、写身小狼が、

 「おれの父さんが言っていました」

 と言った上で、

 「「死者を甦らせる事は誰にも出来ない たとえ神と呼ばれる存在(もの)でも だから限りある時間を 自分が信じるもののために精一杯生きるように」と」(写身小狼)

 って言ってるんですよね。

 真・小狼が行おうとしていた甦生(正確には死ぬ直前に時間を止めてのやり直し)を、同じ存在であるはずの写身小狼はお父さんの言葉を借りて否定していたという。

 前回書いたけど、真・小狼と写身小狼は同じ存在のはずなんだけど、

 写身小狼:歴史、一度きりの時間を貴ぶ(考古学設定)、甦生には否定的
 真・小狼:歴史、次元を歪めて時間を巻き戻した、甦生が願い

 っていう対立構造が存在してるのは、二人のラストバトルを盛り上げてますよね。

 あとは、写身小狼のお父さんは甦生に否定的だったけど、じゃあお父さん繋がりで、真・小狼のお父さんは、CCさくら小狼は、甦生に関して何と言っていたのかが、当然この対比構造からは気になってくる訳で。

 XXXHOLiCの方とつなぎ合わせると、CCさくらちゃん&CCさくら小狼も登場してきそうな気配がありということで、本当クライマックスに入ってますよね。

→25巻

ツバサ 25―RESERVoir CHRoNiCLE (25) (少年マガジンコミックス)
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