『機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)セカンドシーズン』の視聴ネタバレ感想、第13話「メメントモリ攻略戦」の感想です。
非人間的な無機的大量殺人兵器って感じのメメントモリを、人間力リレーみたいなスメラギさんの作戦の末に、ロックオンのアナログな精密射撃が一点突破で撃破するという絵がかなり熱かった。
いや、冷静に考えるとロックオンも機械を使ってるんだけど、どっちにしろ雰囲気として、大ざっぱに皆殺しにしてしまうメメントモリに対して、アナログに、あくまで人間が引き金を引いて「狙い撃ってる」ロックオンの一撃に全てが託されるって感じがすごい出ていました。トランザムのリレーで全員がバトンを繋いだ感ありありの所で、最後にトレミー組全員がそれぞれの呼び方でロックオンの名を連呼する所とか、もう(ここでスパイのアニューは名前を呼ばないのとかもポイントかと)、熱い。
スメラギさんの作戦が、セカンドシーズンに入ってから何かと人間力の連携重視というか、それぞれがそれぞれの場で全力を発揮してくれないとなりたたないものが多いのも、ある程度意図されているものな気がします。
前から書いてるけど、この作品の解答、「適材適所」な気がするんですよね。なんか神様的な存在から定められた居場所で暴力を振るっていた登場人物が、自分の意志で自分の場所に移動して行動を起こすまでを描いている話が多い気がする。ど本命ではヴェーダに定められた居場所から、一人の人間として今はトレミーに居場所を定めているティエリアとか。アロウズっていう戦う超兵の宿命が定めた居場所から、アレルヤの側という場所に移動したマリー(ソーマ)とか。
そういう意味では、今話のネーナの自立援護とかも、動機は幼い感じだけど作品全体としてはポジティブな感じなのかも。ヴェーダ(というかアレハンドロが介入したVerだけど)に定められていた居場所、留美の横、と、そういう他人軸で力を振るっていた所から自分の意志で行動し出した感じ。
あとはやっぱりマリナ様。この文脈でいくと、アザディスタンの王女っていうのもあらかじめ定められた役割でしかなく、マリナ様はそこから一本外れて、自分の意志で民を連れて宇宙に上がる気がしたりも。ファーストシーズンからの、子どもが「いつかマリナ様が宇宙に連れて行ってくれる」って言ってた伏線があるからなー。
●メモ
・今回と関係ないけど荒熊さんにも専用機が欲しい。荒熊フィンガー搭載的な。ブシドーにはもうすぐカタギリ作のブシドー専用機が渡されるんだろうなー。
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