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機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 1 [DVD]  「解り合うためにはお互いを知ることから始めなくては」(マリナ・イスマイール)

 『機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)セカンドシーズン』の視聴ネタバレ感想、第15話「反抗の凱歌」の感想です。
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 刹那、変革者・破壊者路線から、マリナ様に象徴される対話・平和路線へと徐々に変遷。

 セカンドシーズン前OPが、刹那がマリナ様の手を取りに行った所でその手が武器に変わってしまうというものだったのに対して、後期OPは、マリナ様のものと思われる手を手に取る瞬間まで刹那が行くという絵でフィナーレ。

 また、同じアリーを敵として、復讐心に駆られて死ぬまで戻れなかったニールロックオンに対して、アリーを殺すあと一歩という所で、マリナ様がみていた子ども達の歌が聞こえてきて結局アリーを殺さなかった刹那という対比構造。夢の中での、変われなかった俺の代わりに、「お前は変われ」というニールロックオン。復讐心に固執しての戦いか否かという対比構造が随所に見られます(ルイスに荒熊息子が、過去を捨てたなら復讐心もなくなるはずじゃん?と言ってるのもこの文脈のお話)。

 「解り合うためにはお互いを知ることから始めなくては」(マリナ・イスマイール)

 ようやっと刹那とマリナ様の心からの対話が実現、というのはいいな。ダブルオー現象で心が伝導し合っても解り合える状態にはならなかった沙慈とルイスや、脳量子波で常に通じ合ってるはずなのにどこか解り合えてないイノベイター達(イノベイター二人の、お互いの考えていることが分かるかどうかについての会話が今話にある)に対して、アナログな会話をしている刹那とマリナ様が一番「解り合い」に到達しそうだというのが泣ける。

 あと、この意志伝導関係で、イノベイターの中でも、リジェネだけ他のイノベイターから変わってるからと言われていて、心の内を他のイノベイターに明かしてないっぽいのも伏線なのかも。第08話でリボンズ(イノベイター)とティエリア(CB)を見下ろしている構図(ダブルオーでは掌握度が上という意味合いで使われる構図)で、いったいどっちのイオリア計画が?とか語ってるシーンがあったので、もしかしたらリジェネはジャッジメントするポジション。ティエリアがガンダムマイスターをジャッジするポジションでトライアルシステムを使えたように、同じ遺伝子を持つリジェネは、イノベイター側をジャッジするポジションでトライアルシステム的なものを使える人なのかも、とか、ちょっと予想。イオリア御大はとにかく用意周到なので、マイスター側だけじゃなく、イノベイター側にもジャッジメントする人を用意しておくっていうのは結構ありそうだと思うのですが。

●メモ
・刹那×マリナは年の差があるのが逆にいいんだとちょっと思った。
・刹那の変革者という役割がリボンズから与えられたものであったように、マリナ様の王女という役割も、やはり血筋から与えられた役割だった。与えられた役割から、自分の意志で選んだ場所へと移動するというのがキャラクターの物語で顕著なダブルオーなので、果たして、最後にマリナ様が自分の意志で選ぶ自分の役割、自分の道とは?という部分が、最終章のメインフォーカスになると思われる。

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→前回:セカンドシーズン第14話「歌が聞こえる」の感想へ
→前回:ダブルオーと経済/ガンダムOO視聴メモ/最終クール開始時へ
→次回:セカンドシーズン第16話「悲劇への序章」の感想へ
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