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これは泣ける。
「黒鋼さん」「ファイさん」……と、真・小狼はずっとそういう呼び方では黒鋼達の事を呼ばなかったので、ああ、写身小狼の自我が戻ったんだ……とその時点でウルウルきてたんだけど、「モコナ」から鉄板として「さくら」……と続いた後で、最後に「小狼」と続いた所でグワっときた。
真・小狼も、瞳を通して一緒に旅した仲間だった、と写身小狼が最後に認めてくれた。真・小狼の物語は、「東京編」後に加入したパーティ内で、徐々に仲間としての絆を深めていくというものだったのだけど(だから東京編直後では深い所ではバラバラな感じでパーティが描かれていて、そこからインフィニティ編やセレス国編を通して仲間の絆が再獲得されていく様が描かれるという流れだった)、最後の一ピースとして、写身小狼から真・小狼も仲間だって言って貰えた。
そして、写身小狼が真・小狼を助けた理由が、Chapitre.179「二つの写身」での写身サクラの「あなたがす(き)」の言葉の続きを聞きたかったから。
これは、ツバサ第1話で、さくら(この時点では真・さくら)が写身小狼に気持ちを伝えようとしたんだけど、鐘の音の邪魔が入って、次会う時こそは伝えるからと約束しておいて、果たせないでいた約束と同じ。第1話で聞けなかった言葉を、第179話でも最後まで聞けなかった言葉を、あとは真・小狼が聞いてくれと、真・小狼に託して写身小狼消滅。
ちなみに、『カードキャプターさくら』でも好きっていう気持ちを相手に伝えることが如何に大変でどれだけ尊いかっていうことにフォーカスがあたっていて、真・小狼ママ、CCさくらちゃんが真・小狼パパに想いを伝えるのは、実に最終回(有名な熊のぬいぐるみのシーン)。そういう点からも、『ツバサ』はまぎれもなく『カードキャプターさくらアフター』なんだと意識させられて倍涙腺にくる。
『CCさくら』では、やっぱり小狼に想いを伝えられない、絶体絶命っていう所で、知世ちゃんから「さくらちゃんには無敵の呪文がありますもの」っていうエールが届いて、無敵の呪文で大逆転を決めるんだけど、果たして『ツバサ』は、真・さくらの想いを伝える言葉は、真・小狼に届くのか?っていうクライマックスになってきました。マジですげー作品だなー。

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