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 車田正美の『聖闘士星矢 NEXTDIMENSION 冥王神話』、チャンピオン雑誌掲載分ネタバレ感想、第13話「似蔵とオックス」の感想です。
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 地上歴一九九〇年

 聖闘士星矢アフターと繋がったーっ!

 以前のインタビューで、聖闘士星矢の正統続編である「天界編」なるものはちゃんと車田御大の頭の中にはできあがっていて、だけど形にするなら車田御大としても本気の本気で取り組まないといけないからまだ時期じゃない……みたいなことを仰ってたのですよ。

 だけど、はじまったのが一種の過去編であるこの「冥王神話」だったので、ああ、車田御大の中ではまだ聖闘士星矢アフターを描くテンションではないんだなー、僕はそっちの方を読みたいのだけど……と正直この「冥王神話」はスルー気味だったんですが、今回で明確に時空超越モノとして、時間軸として聖闘士星矢本編のアフターにリンク。

 今手元にある色褪せた聖闘士星矢最終巻の単行本のあとがき、「心の青空にいつまでも……」は一九九一年・早春となってるから、聖闘士星矢本編が連載終了したのって、おそらく一九九〇年なんだよね。それが今回、

 地上歴一九九〇年

 で、本編のハーデス戦後と思われる聖矢と沙織さんの絵でリンク。こ、これはいよいよ、聖闘士星矢正統続編を車田御大が描く気になったという解釈でいいのだろうか!

 ちなみに、ファンには常識だと思いますが、聖闘士星矢本編の最後のハーデス戦時に、ハーデスが聖矢を見て、

 そういえば最初から気になっていたが…このペガサスどこかで見たような…あ…ああ…そ…そうだ……この顔は忘れもしない 神話の時代に一度だけ…このハーデスの肉体に傷を付けた男とそっくりではないか!! た…確かあの時の聖闘士も…ペガサス!!

 と語るシーンがあって、ハーデスと聖矢の前世的な聖闘士に何か因縁があったらしいという未回収伏線があるのね。

 で、それを何らかの形で描いているのが現在の冥王神話だと思ってたのですが、予想を超えて、聖闘士星矢本編後ともリンク。

 あー、これ、予定してなかったのだけど、明日発売の1巻は買うしかないな……。

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 あと、もはや遠い記憶だけど、聖闘士星矢はジャンプをタイムリーに購読していた少年期に打ち切り最終回を本誌で経験して、少年期の僕は呆然とした記憶がある。

 続きがあるっていう情報を、情報検索能力が低かった当時は知らなくて、その後古本バザーかなんかで見つけたVジャンプ(当時はまだ分厚かった……)で、掲載されていた最終回を読んだのはしばらく間を置いてからだった記憶があります。

 いずれにしろ、夢中になって読んだ個人経験における漫画の原点的な作品。たぶん、生まれて最初に買ったコミックスも聖闘士星矢だったと記憶している。

 カノンカッコよすぎるよ、カノン、とか、当時はシャイナさんが異様にセクシーに感じたとか、語り出すと延々と語れる作品なんですが、とりあえず今回はこれにて。あー、NEXTDIMENSION冥王神話1巻、近所の本屋に入荷するかな。大きい本屋まで行ける時間なんとか捻出しないとダメかなー。

聖闘士星矢NEXT DIMENSION冥王神話 1 (1) (少年チャンピオン・コミックスエクストラ)

車田正美 人生を語らず
車田正美 人生を語らず

聖闘士星矢 1 完全版 (1) (ジャンプコミックス)
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