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ツバサ 26―RESERVoir CHRoNiCLE (26) (少年マガジンコミックス)  今週の「ツバサ」。マガジン雑誌本編のタイムリーネタバレ感想、Chapitre.216「生と死の狭間」の感想です。
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 巻き戻し前の男側のシルエットがモロに以前出てきたパパ小狼のシルエットと同じであるし、筒状のものを侑子さんに託した「肉親」のシルエットも明らかに「CCさくら」の雪兎さんと桃矢兄さんだし、そして「XXXHOLiC」にあったCCさくらちゃんとパパ小狼は違う時間(次元)にいるという情報、及びそんな二人の時間を侑子さんは守っていたという今回の情報から、ツバサ冒頭の筒状の中で別かたれていた二人は、CCさくらちゃんとパパ小狼(の巻き戻しVer?)ということっぽい。

 二重三重のトリックで目眩がするな。

 物語冒頭時の読者→あの筒の中の二人は写身サクラと写身小狼?

 東京編以降の読者→もしかして真・さくらと真・小狼?

 今回→な、なんだってー! CCさくらちゃんとパパ小狼!?

 みたいな。もう一回くらいひっくり返ったりして。いや、さすがにここまでか。

 という訳で、何回か書いてきた最終章のテーマ、「次元を超える親と子の愛」ここに極まれり。絶対絶命のピンチに、パパママの力が到着。

 しかも届け主が侑子さん。

 台詞から判断するに、「インフィニティ編」以降描かれていた、侑子さんも個人的に小狼やさくら一向を愛していて助けたいんだけど、理を曲げられないから積極的には干渉できないというジレンマは、侑子さんが死ぬ直前で時間を止められた存在だったからなんだな(そういう死んでるのと同等の人間が世界に干渉してしまっては、それこそ甦生と似たような状態になってしまって理に抵触するから)。

 けれど、これまた台詞から判断するに、前々回の飛王のギミックで侑子さんの止まった時間も動き出したので、今の侑子さんはただの死ぬ直前の人間。直前だけど、今だけは時間が進んでいる普通の人間なので「干渉しては理に反する」という制約がついに解除。侑子さんは自分の意志で、死ぬ間際、小狼とさくらのもとに、パパとママの力を届けたと。今回のモコナが「侑子の魔法陣!」って叫ぶ所熱すぎる。

 侑子さん本人の救済はないのかなぁ。理を曲げた小狼や、そのために生まれた四月一日を生かそうとしてるのに、自身は理に殉じて消えていこうとしてるかのような。

 小狼とさくらの方は、パパママまで仕込んでたスーパーギミックでなんとかなりそうな気がしてきたけど、侑子さんの方は。四月一日の「侑子さんの願いは俺が叶える」がそこにどう繋がるのか。どちらのエンディングでも泣きそうな。

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