今週は個人的にエラく感動したなー。
バトル前の亜子やトサカさんのストーリーを読んだ時点では、なんか結局脇役の大事さを描きつつも主役礼賛なのかなぁとも思っていたんですが、今回で主役らしさを捨てて自身の本質に回帰したからこそネギは超一流の仲間入りを果たしたというストーリーラインだったのだと分かって、エラく感動しました。
父親のナギを追うのではなく自身の本質である「闇」を選んだ時も個人的にかなり感動してたんですが、今回はさらにスケールが大きくなった印象。
作中でメタなセルフ突っ込みとして入っていますけど、従来型の王道の「主役」観に迎合せずとも、自分の本質(ネギの場合は「開発力」)を突き詰めれば、人は主役になれる。
というメッセージ。
オーソリティーメディアの壁の向こう側にいる特権的な「作家」が一方的に「王道」を発信して読者側がありがたくそれを受け取るという時代ももう終わったかなと個人的には思っているので、脇役でも主役たり得る、一方的な王道に迎合せず、あなただけの自身の本質を極めるあり方こそが主役のあり方、という今回のメッセージはすごく良かった。
赤松先生すげー。

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