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 今週のジャンプ分の「バクマン。」、55話「3カットと3作」のネタバレ感想です。
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 DEATH NOTEと同じで、対比構造でぐいぐい進めていく漫画なので読み込み甲斐があります。

 TRAPの恋愛話が面白かった伏線、前々からあったシュージンの現実経験を作品に生かすという特性にプラスしての、この前のありのままの日常を面白く描けたら最高のマンガ発言、見吉の存在、もろもろから、3本のマンガのうち一本は恋愛モノで、それが今後のストーリーの主軸になるはず。

 で、そのストーリーラインのライバルキャラとして焦点が当たってきてるのが蒼樹さんっぽい。同じ打ち切り経験者が、恋愛マンガで再起、勝つのはサイコー&シュージンか、蒼樹さんか、という展開。

 恋愛マンガ作者としてのシュージンと蒼樹さんの対立軸も必ず用意してくるはずなので、その辺りも楽しみ。見吉と中井さんが、それぞれの作者の現実の恋愛経験の相手としてちゃんと重要キャラになっているのも抜かりがない感じ(中井さんは散々な状態ですが、ちゃんと蒼樹さんに影響を与えている役割なんだよ!)。

 あとは、大学へ行く勉強してる場合じゃねぇ! とか、何かと一般的な学業→就職コースを作品として低く見てる感じなんだけど、ここまで言及されると、序盤で学業コースキャラの象徴だった岩瀬さん再登場の伏線のように感じてしまいます。現実経験を作品に生かすというシュージンのキャラ上、上述した恋愛モノ作品話への流れになるには、何らかの恋愛イベント必須なんで。今のところ見吉との関係が盤石なんですが、イベント的に一波乱くらいありそう。

バクマン。 4 (ジャンプコミックス)
バクマン。 4 (ジャンプコミックス)

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